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「弓道場」と「ボクシング場」

工学院大学の「弓道場」と「ボクシング場」を、
設計者の福島加津也さんと冨永祥子さんに案内してもらいました。
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「弓道場」は民家「江川家住宅」の小屋組を参照したという軽やかな架構。
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「ボクシング場」は、寺院建築を思わせる力強い架構。
どちらも古建築好きのお二人らしい建築で、
日本の伝統建築を現代的に再解釈したデザインです。
さすがは、建築学会賞受賞の完成度の高い作品でした。
特に、「ボクシング場」のオリジナルな架構は実際に見ると、
想像以上に独特な雰囲気を放っていました。。。。

「トラットリア・サレルノ」のグラフィックデザイン

東京オリンピックの新しいエンブレムが決まりましたね。
ロゴのデザインは好みもあるので賛否両論あるのは当然のこと。
個人的にはモノトーンの幾何学的なデザインで良い思いますが、
皆さんはどのような評価でしょうか?
ところで、そのロゴのデザイナーの野老朝雄さんは、
10年程前に一緒にお仕事させていただいたことがあります。
いろいろとご苦労されていた当時の野老さんが、一躍時の人となられて、
なんだかこちらもうれしくなります。
野老さんは建築系の学校出身ということもあってか、
建築的(数学的?)思考回路のデザインをされる方という印象があります。
とても興味深いお話をさせていただいたのを懐かしく思います。
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流山おおたかの森ショッピングセンター内のトラットリア・サレルノ
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ファサードのガラスと布に野老さんの水をイメージした図柄により、
モワレをつくって柔らかく包まれたような雰囲気をつくっています。
当時はみんな駆け出しでしたが、布は安東陽子さん、照明は戸恒浩人さん、
今やそれぞれの分野のトップを駆け抜ける人たちの豪華なコラボでした。。。。
僕らも、もっと頑張らねばと思う今日この頃です。

「新建築住宅特集5月号」に「東小金井の家」が掲載

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2ヶ月前に竣工したばかりの「東小金井の家」が
「新建築住宅特集5月号」に掲載されました。
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今月は木造特集。掲載されている18作品の中で、
構造体の木が全く見えていないのはMDSの「東小金井の家」ただひとつ。
一見、RCの壁構造のようにも見えるこの建物。
実は、この住宅は木造でなければつくることが難しいのです。
ちょっと専門的になりますが、、、、、まず、壁と開口の関係です。
壁式RC造の2階の壁の下、つまり1階にも壁が必要となりますが、
木造の場合は1階には壁は不要で、柱一本分、上下間の重なりがあれば、
その角度が振れていても良いのです。
そして、もうひとつが、小さな床の配置の仕方です。
壁式RC造の場合、細切れにレベル差を設けたスキップフロアにすると、
剪断破壊してしまうのですが、木造では可能となります。
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ちょっと難しい話になりましたが(笑)、
「東小金井の家」が木造特集の号で紹介されている理由です。。。。。
木造は古来から身近にあるのですが、とても奥が深いですね。
詳しくは、誌面で!

「鎌倉長谷の家」竣工して1ヶ月

先月竣工した「鎌倉長谷の家」に行ってきました。
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家型のブロックと変形片流れのブロックを組み合わせた住宅です。
山の緑がとても良いですね。
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日が暮れると細かな梁が照明に映えてとても奇麗です。
建主様もそこが最も気に入っているとのこと。

夜桜@井の頭公園の家

「井の頭公園の家」の建て主様から、
無事引っ越しが終わったとのメールがありました。
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こちらの窓台に座って、ビールを飲みながら夜桜を楽しんでいるとのこと。
羨まし〜い。。。
メールの文面からご満足のご様子が伝わってきて、
こちらとしてもとても嬉しいです。
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僕は自分で撮った写真を眺めながらビールを飲むとしましょう。

「井の頭公園の家」祝!竣工

家の裏側に大きな桜が見える「井の頭公園の家」。
桜の咲いている時期に、無事に引き渡しすることができました!
少し工事がずれ込みましたが、間に合って良かったです(汗)。。。。
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大きな窓台ではしゃぎながら桜を眺める子どもたち。
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大黒柱が家の中心に鎮座する住宅です。
詳しくは、また後日。お楽しみに!