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北欧30 / セイナッツァロ・タウンホール

ユバスキュラ駅からバスで30分程の所にある工業都市、セイナッツァロは、
町役場の周りに数件の建物があるくらいのとても小さな街ですが、
この町役場が世界中の建築家の巡礼地のひとつ、アアルトの最高傑作です。
日本から見に行こうと思うと、本当に遠い。。。
建築は絵画と違って日本にはやってこないので、こちらか行くしかないのです。
バス停を降りると目の前に、木々の向こうにひっそりと建っています。
思わず足早になってしまいます。
奇抜な形態をしているわけではないので写真ではその良さは伝わりにくいですが、
実際に行ってみると名作の良さが随所に感じられました。
1949年にアアルトの勧めでコンペが行なわれましたが、
偽名の「クレア」で応募したアアルトが、結局1等になり、
敷地の高低差を生かし、中庭を設けた赤レンガの名建築が生まれました。
現地に他の案も展示されていましたが、ダントツの1等だと改めて思いました。
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木々越しに見える全景。時代を越えて愛される名建築。
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中庭に続く緑で覆われた階段。
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もうひとつの花崗岩の階段。この階段を上ると中庭に出ます。
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中庭に面して明るい回廊があり、その外側に行政機能の諸室があります。
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中庭にこんなものがありました。
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中庭に面した回廊。

緑を感じる待合室。

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勿論、ドアハンドルもきちんとデザインされています。
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上階の会議室にのぼる階段。
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会議室の天井。写真では残念ながら暗くて良く分かりませんね。

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