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謹賀新年2021

新年、明けましておめでとうございます!
旧年はコロナ禍で大変な一年でしたが、一方でBIMやオンラインなどを駆使した新しい仕事のやり方を模索するきっかけになりました。これが効率化だけでなく、より良い建築をつくることに繋がればと願っております。

MDSは1月5日まで冬季休業とさせていただいております。
本年も、どうぞ宜しくお願いいたします。

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今春3月頃(?)「暮らしの空間デザイン手帖」を大幅に改訂して出版予定です!

「I'm home. 」に「等々力の家」「大岡山の家」掲載

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I’m home. 最新号の特集はCOMPACT HOMESです。
この特集の協力でいろいろなお話をさせていただきました。
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MDSの住宅も数件掲載されています。等々力の家
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大岡山の家などを参考事例として記事で掲載されています。
都市部に住宅を建てる方に大変参考になると思います。
是非、ご覧になってください。

神宮外苑の銀杏並木

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コロナ禍で通勤はもっぱら自転車です。
正直、自転車は夏は暑いし、冬は寒いのですが、、、
前向きに考えると季節感があって良いとも言えます。
東京有数の紅葉の名所、神宮外苑の銀杏並木も見事です。
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毎日、通り過ぎているからこそ、少しずつ黄色くなっていくのが感じられます。

アマン東京へ

コロナ禍で今年は海外旅行はおろか国内の建築の見学にも全く行けていませんでしたが、東京もようやくGO TO トラベルの対象になったということで、、、ただ、先が全く読めない状況なので、普段、泊まることのない(泊まる必要がない?)都内のホテルに行くことにしました。アマンか建て替わったオークラか少し悩みましたが、リゾート地ではないアマンを見に行くことにしました。アマンと言えば最近、伊勢志摩と京都にできて話題になっていますが、今度は北海道のニセコにもできるようですね。
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大手町タワーの最上階6フロアがアマン東京。こちらが、エレベーターで上がったロビー階です。それになりにインパクトはありますが、旧オークラで味わったような感動はないですね・・・
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設計は数々のアマンリゾートを手掛けたケリー・ヒル。ちなみにオークラの復元部分は谷口吉生(元々はお父様の谷口吉郎)で、どちらも大成建設の設計部が絡んでいます。御三家(帝国、オークラ、オータニ)を手掛けた大成はやっぱりホテルは強いんですね。僕が大成所属時はホテル系の部署にいたので、これらに関わっている方々はよく知っているのですが、辞めずに残っていたらここを担当していたのかなあと思いながら、、、、ソファで一休み。
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見上げるとこんな感じです。外国人が好きそうな和の雰囲気ですね。
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部屋は皇居側を指定すると、この大きさになるようです。恐らくアマン東京の中では小さ目の部屋のようですがこれで十分。一段下がった窓側の方にソファスペースがあって、目線が少し下の方に向かうようになっていて、窓のちょうど真ん中当たりに、皇居、その先に新宿、そしてその先に富士山が見えるようになっています。なるほど、なるほど。
ベットの手前には机があります。折角、机があるので、こちらで仕事を少々。
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疲れてきたので、お風呂に入って一休みという感じです。
コロナ禍で「ワーク」と「バケーション」を合わせた「ワーケイション」という言葉がもてはやされていますが、あまり快適だと仕事は捗らないですね(笑)。長期滞在すればまた違うのかもしれませんが・・・
東京の風景に見慣れた私たちにとっては眺望が良いと言ってもあまりリゾート感ないですね。。。ということで、夕方、ジムエリアで一通りの筋トレを済ませて、空きが出たのでプールへ。
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コロナ対策で人数制限がされていているのですが、プールサイドのベットは常に満席。たまたまかもしれませんが、プールで泳いでいる人はわずかな上、とても静か。周りの人が見ている中、音を立てずに静か〜に泳ぐといった感じです。リゾートですから当たり前ですね(笑)。
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次の日もチェックアウト後、プールに立ち寄りました。昨夜と違って誰もいない静かなプールを独占!夜は夜で雰囲気があって良いのですが、昼の光が差し込んだ水底がとても美しいです。バタフライ、そして背泳、平泳ぎ、クロールと個人メドーレー。本気で泳いで、息がゼーゼー(笑)。平日の真昼間にとても贅沢です。この後、ジャグジーに入って、何もなかったかのように、いつも通りに事務所に向かいました。
インテリアは想像していたものよりシンプルで、とりわけ高価な材料や手の込んだものもなかったように思います。普段、日本で設計している私たちにとっては見慣れたものが多いので、異国のリゾート地のアマンほどの高揚感はないのですが、海外から日本に来る外国人にとっては、眼前に広がる皇居や超高層のビル群、そして富士山などを見ると、また違った印象を受けるのだと思います。ホスピタリティは過剰な堅苦しいサービスはなく、むしろスタッフの方もフレンドリーに話しかけてくるので、とてもリラックスできるという意味ではやはり極上なのだと思います。

真夏の現地調査

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猛暑の中、新しいプロジェクトの現地調査に行ってきました。
こちらは江戸川の堤防から見える長閑な風景。左が江戸川、右が敷地です。
お寺の離れのリノベーション、面白いプロジェクトになりそうです。

MDS本のための再撮影

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以前、出版したMDSの本「暮らしの空間デザイン手帖」の改訂版を作成中です。この分野の本として記録的な売り上げだったのですが、5年も経つとさすがに売り上げが下がり始めているとのことで、コロナ禍の「今、日本に家を建てるということ」も意識した改訂版を出して欲しいと依頼を受け、新作15作品を追加して、内容も大幅に改定することになりました。その本の中で職住近接のことについても触れようと思っているので、成城の家の書斎とネイルサロンをそのような視点で再撮影させていただきました。
11月末出版予定なので、お盆休み返上で執筆です。。。

最初で最後の半分リアルな授業

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一見、これまで通りの設計課題の全体講評会の風景ですが、、、
東京理科大学の設計演習前期の授業は、他大同様にオンラインで行われてきましたが、前期最後の全体講評会は講師陣だけでも大学に集まろうということになり、各班5名合計40名の優秀者は模型を事前に持参し、発表当日はオンラインで行いました。講師陣はオンラインの発表とリアルな模型も見ながら講評、学生全員はオンラインでその風景を観るというスタイルです。
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モニターに映っているのは、森班の太田くん。大学にある模型をTAがiPhoneのカメラで写し、学生たちに同時配信。
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大学で大きく映し出された左側の画像は太田くんが自宅のPCをZOOMで画面共有したもので、右側は大学でTAが撮影している模型写真。さらに、本日、事情があって来れなかった新任の講師、牧さんは別のモニターに映し出されています。。。1カメ、2カメ、3カメ、、といくつもの映像があって、学生たちは自分の見たいものを見れるというシステムです。
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優秀者40名が発表を終えた後、講師一人5票持ちで投票。その集計の結果、上位4作品がこちら。一番手前、太田くんが全員の票を集めてダントツの一等でした。今後の活躍に期待しています!
どこの大学もオンラインを駆使した授業を試行錯誤しているようですが、悪いことばかりでなく、良いこともあるということがわかってきました。一方で、これまでオンラインでは見せてもらっていた模型を、改めて間近でみると新たに気づくことも多く、模型が持つパワーを痛感しました。オンラインとリアルをうまく組み合わせると良さそうですね。大きな進化が始まっています。