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阿部勤さんの講評@東京理科大学

東京理科大学の全体講評会に阿部勤さんに来ていただきました。
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阿部さんが僕の担当した学生の作品にコメントしているところ。
やや僕の指導法に対する講評という感じでもありました。。。。
講評会の後はいつものように学生と懇親会。
その後、講師陣だけで近くのお店に場所を移して建築談義。
阿部さん、どうも有難うございました。

「I'm home. 」に「西谷の家」掲載

「I’m home. 」にMDSが設計した「西谷の家」が掲載されました。
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「西谷の家」はキッチン特集でメインに掲載されていますが、
収納特集の記事にもなっています。
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この家の特徴の土間キッチン。
玄関から入ってすぐのころに、コンクリートでつくったキッチンがあります。
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今回も角田編集長の拘りによる角田マジックのかかった写真が素晴らしいです。
発売されたばかりですので、書店に平積みされていると思います。
是非、お手にとってご覧になって下さい。

「LiVES」に「西谷の家」掲載

「LiVES」にMDSが設計した「西谷の家」が掲載されました。
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今回の特集は「キッチン」。
この時期、どの雑誌もキッチンの特集していますね。
一昔前は裏方にあったキッチンが、今や家のメインになりつつありますね。
これは現代の日本の住宅の特徴なのかもしれません。
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土間キッチンに様々な居場所が重層する「西谷の家」。
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生活感溢れる「LiVES」らしい誌面構成。
竣工写真とはまた違った、なかなか良い雰囲気です。
書店に平積みされていると思いますので、是非、ご覧になって下さい。

「キャベツ畑と家」の取材

雑誌「住まいの設計」の取材のため、「キャベツ畑と家」に行ってきました。
キャベツの大きく育ったこの時期を狙って伺いましたが、
今年も順調に育っていて安心しました(笑)!
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エントランスにあるベンチ。今やMDSの定番になりつつあります(笑)。
なかなか良い感じに使っていただいています。。。
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次号の「住まいの設計」はキッチン特集とのことで、
奥様にお食事、さらにはデザートまでつくっていただくことに。。。。
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そして、取材の後、ご馳走になりました。
帰りには、ご両親がつくられた立派なキャベツを手土産にいただき、
至れり尽くせりで、大変恐縮です。本当にどうも有難うございました!
とても使い勝手がよく、快適に暮らせているとご満足のご様子。
そんなお言葉を聞けてとてもうれしいです。

由布院・山荘無量塔

由布院に行ってきました。
ところで「湯」布院という文字も見たことがあるような気がして、
ちょっと調べてみると、、、市町村合併でいろいろ変遷があったようで、
盆地内は「由布院」、広域では「湯布院」のようですね。
ところで、由布院と言えばやはり御三家、
そのどこに泊まるべきかを考えるのが悩ましくもあり、楽しい時間。
お隣の別府と差別化して由布院をブランド化した老舗「亀の井別荘」、
後発にもかかわらず、御三家の地位に上り詰めた「山荘無量塔」、
どちらも気になりますが、悩んだ末に「現代性」という点で勝る後者に。
朝一の飛行機で大分空港へ着き、バスで1時間ほどで由布院、
そして、街を散歩しながらまず、「亀の井別荘」へ。
その敷地内の「湯の岳庵」で開店早々、人が少ないうちに昼食、
その後、「天井桟敷」でお茶をいただきました。
新緑が美しく、食事もおいしく、人気があることにうなずけました。
そして、チェックインの時間にあわせていよいよ「山荘無量塔」へ。
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少し中心部から離れていて、宿泊客以外はほとんどいないので、
むしろ御三家の中では最も立地が良いと言えるかもしれません。
到着すると、道端でお出迎えの副支配人に「森様でしょうか?」と訪ねられ、
その後、関連の売店、バー、美術館などのどこに行っても、
「森様、・・・・」と、必ず名前を先につけてお話が始まり、、、
感服すると同時に、どうして名前が分かるのかなと思いました。
やり過ぎとさり気なさのギリギリのラインを狙う事が、
一流の接客なのかもしれませんね。勉強になります。
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玄関の扉をくぐった先、外から入ると暗く感じる空間が広がり、
その突き当たりがこの風景。
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落ち着いた暗がりに、作り付けのベンチと暖炉が。
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こちらは民家を移築した茶寮柴扉洞。
この囲炉裏のあるスペースを取り巻くように個室が配置されいます。
我々は朝食はこちらでいただきました。
夕食はこちらの食事をお部屋で頂きました。
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天井を見上げると、民家の力強い木架構。
山荘無量塔の真骨頂は民家を移築し、モダンな旅館をつくること。
客室も民家の一軒家を現代の旅館として使いやすいようにアレンジしたもので、
代表的ないくつかの部屋を見せて頂きました。
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こちらは古民家を改装した「吉」というお部屋。
暖炉をつくり、北欧家具や李朝家具など、
オーナーが世界中から探してきたものが置いたりしています。
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私たちが泊まったお部屋はこちらの「暁」。
民家移築という手法でなく、それとは違った手法でということで、
10年くらい前に実験的につくられた部屋だったそうです。
とてもよく考えられていると思いましたが、強いて何かコメントするとすると、
リビングに面するテラスに直接行けないということぐらいでしょうか?
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宿泊客専用の談話室。とても心地よい空間です。
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天井を見上げると、ダイナミックな新旧の混じった架構。
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そして、こちらは「Tan’s bar」。
こちらも民家を改装した素晴らしい空間。
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正面の赤いスピーカーから、とても美しい音色が。
蕎麦処、美術館など併設されていて、
チェックイン後(チェックアウトまで。正確にはそれ以上)、
全く外に出ずに堪能しました。とても素晴らしい旅館でした。

勧学院客殿と光浄院客殿

次の日は、滋賀の園城寺へ。
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勧学院客殿と光浄院客殿。
今さらながら(?)日本建築を勉強していくと、
次から次へと興味が湧いてきます。
この二つの建物は寝殿造りから書院造りの切り替わる頃の重要な建物で、
園城寺の中にある初期の書院造りの建物です。
歴史はやはり時代の大きな変わり目がとても面白く、
現代の建築デザインを考える上でも、
たくさんのヒントが詰まっている気がします。。。
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こちらが、勧学院客殿(内部は残念ながら撮影不可)。
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こちらが、光浄院客殿の外観(こちらも内部は残念ながら撮影不可)。
興味がない人にとっては、普通の寺に見えるかもしれませんが・・・(笑)。
この二つの建物は、門からの佇まい、プランなどとても似ています。
柱の落とし方、庭と縁側の関係、そして部屋の分割方法などなど、
その相違点をよく観察し、作り手が何を考えたのかと思いを馳せるのが面白く、
また次の興味が湧いてきます。。。
どちらの建物も通常は拝観できませんが、事前予約すると拝観できます。
貸し切りで静かに拝観できる上、きちんと解説もしていただけますので、
むしろ予約制は歓迎ですね。。。
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園城寺の金堂の美しい屋根。
日本の古建築や木造建築をあまり知らない頃は、
形やそこにある雰囲気のようなものにしか興味がありませんでしたが、
架構やつくり方など様々なことに興味がある今は、
同じものを見ても全く違ったものに見えてくるのが不思議です。
この後、昼食をはさんで石山寺へ。
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本堂の大屋根をバックに新緑の若葉。
檜皮葺きの大屋根がまるで大地のようですね。。。。
滋賀は京都と違って、全く人がいなくて、驚きました。。。
日本には素晴らしい建築がたくさんありますね。

菊乃井本店

親の長寿祝いで菊乃井本店に行ってきました。
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言わずと知れた京都、いや日本を代表する老舗料亭。
夕方の少し早い時間に行って、代表的なお部屋を拝見せていただきました。
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お食事をいただいたのはコチラのお部屋。
電話で予約の際にこちらを手がけた中村外二工務店云々という話になり、
我々が建築関係者と察して、新しくつくったお部屋へという気遣い(?)。
白木の清楚なお部屋で、庭も美しく、食事も極上。すべてが完璧でした。
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床板はセイヨウトチノキの一枚板。床柱は北山杉。
天井は美しい木目の霧島杉を編んだもの。
奥の棚は赤い紐で吊られているように見えますが、
その紐の中に鉄の棒が入っていました(色々、工夫していますね)。
帰る頃には、すっかり日も暮れて、趣のある雰囲気に。。。
菊乃井本店はミシュランの三ツ星。
和食の世界でミシュランの星の数を気にするのは、
いかがなものかとも思いますが、文句なしの三ツ星ですね。

新緑の美しい京都、四君子苑ほか

新緑の美しい春の京都に行ってきました。
まず、特別公開の四君子苑へ。
四君子苑は吉田五十八が設計した建物があるということで有名ですが、
実際に訪れると、上質なものがさりげなく点在している様、
そして、北村捨次郎の晩年の作とされる数寄屋建築に圧倒されました。
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室内は残念ながら撮影不可。
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玄関周りと美術館からのみ撮影可です。
その後、修学旅行以来の清水寺へ。
新緑が美しいとは言え、人、人、人、、、
ザ・観光地!風情は全くありません(笑)。
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間近で見たかったのは、この柱脚部分。
雨からしっかり木の構造体を守る機能的な美しさ。
こんなところに興味がある人はいないようです。
のんびり見れて良かったです(笑)。
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そして、高台寺の傘亭。何度見ても美しいですね。
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そして、その隣りの時雨亭。
その後、親の長寿のお祝いで菊乃井本店へ。

天井仕上げの確認@志木の家

志木の家の現場に行ってきました。
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仮柱を取り外し、天井を黒く着色。一回塗りの状況を確認。
やや木目が目立つので、2回塗りのサンプルと比較してもう一回塗ることに。

阿部勤さんの出題@東京理科大学

大学の新学期が始まりました。
森は東京理科大学と日本大学。川村は東洋大学。
それぞれ週一日で、設計製図の授業に行きます。
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東京理科大の課題出題はゲスト講師の阿部勤さん。
阿部さんとは以前からお付き合いさせていただいておりますが、
このような場でご一緒するのははじめて。
全体講評会で阿部さんに講評していただくのが、
教える側の我々にとっても楽しみです。