東京建築士会が主催する指定講習会に行ってきました。
毎年この時期に開かれる一級建築士を対象とした勉強会です。
場所はJR有楽町駅前のよみうりホール。
日本建築界の巨匠、村野藤吾が1957年に設計した建物ですが、
今はビックカメラの建物となっているためか、
建物の品格までもがディスカウントされた(?)印象です。
ホール自体は村野藤吾らしい曲線の美学が今でも健在。
ホール全景
壁面照明部分の見上げのディテール
地球儀
小さな友人の入学祝いを買いに、地球儀屋さんに行ってきました。
その名もズバリ『地球儀専門店』。
店内にはありとあらゆる種類の地球儀が展示されています
この写真とは反対側の店の奥にもまだまだあります
地球儀といってもその種類は様々で
国別に色分けされたものや、標高や海の深さにより色分けされたもの
更にはそれが隆起・陥没により表現されたものなど
それはそれはいろいろあります。
中でも気になったのは照明付きの地球儀。
消灯時はいわゆる”地勢図”と言われる地球儀が
中のランプが点灯すると国別に色分けされた”行政図”に早変わり
インテリアとしても素敵です
一度で二度おいしい地球儀です。
但し難点がひとつ。照明のコードが絡まってしまうため
南北方向にはぐるぐる回せないとのこと。
う~ん、やっぱり北極・南極を上下逆さまにしたり水平にしたり
自然界ではありえない角度で地球を眺めてみたい。
(じゃなくって、眺めてほしい・・・)
照明付きのものとかなり悩みましたが
南北東西にぐるぐる回る方を選びました。
小さな友人が楽しく旅をしてくれるとうれしいです。
日本橋にある『地球儀専門店』
いろいろ説明して下さってありがとうございました
アメリカ西海岸8 サンフランシスコの坂
久しぶりにアメリカ西海岸ネタです。
サンフランシスコと言えば、坂とケーブルカー。
とにかく坂が多いです。
等高線を無視した道路網は、
日本人の私たちにとって非常に新鮮です。
坂のある風景は非常に魅力的ですが、
丘の向こう側に行く時に、一度を坂を下ってまた上るのは、
ちょっと損をした気分にもなります・・・・?
あまりに有名なスポットですが・・・
向こうの丘の上に行くには、一度下りなければ・・・
遠くにベイブリッジ、その先にオークランドが見えます。
坂が急なので、上るのが結構大変です。
遠くに見える島はアラカトラス島(別名は監獄島)。
1963年まで凶悪犯が収監されていたそうです。
卒業設計審査会
日大の設計製図の授業を担当している関係で、
卒業設計審査会に行ってきました。
生産工学部は3つの建築コースに分かれていて、
そのコース毎に選ばれた優秀作品が体育館に展示されていました。
審査員は中村好文さん、泉幸甫さん、木下道郎さん、谷内田章夫さん、
といったベテラン建築家に加え、
平田晃久さん、中山英之さん、といった若手建築家も多く、
非常にバラエティに跳んだ人選です。
第一次審査は講師が5作品を選び、投票数で10作品が残りました。
第二次審査は選ばれた10名がプレゼンテーションをし、
質疑応答後、各講師が3作品を選びました。
その結果を踏まえ講師間の白熱した議論がありました。
そして、最後に第三次審査の投票で上位3作品が決定されました。
第一次審査風景。右奥に見えるのは中村好文さん。
一等の作品。風の流れを生かした魅力的な作品です。
二等の作品。チャーミングな屋根形状がつくる楽しい街並み。
昨年、オープンデスクに来てくれた阿部君の作品。
惜しくも、3位入賞はできませんでしたが、10作品に残る力作。
仙台より
今週は西へ東へ大忙しです。本日は仙台へ。
でも写真は帰京中の新幹線の中から。
東京から新幹線に乗ると、福島あたりで天気がガラッと変わります
この日もこの辺りだけ薄っすら雪化粧でした
白石のあたりかな?と思いつつシャッターを切っていても
新幹線はビュンビュン走り抜けて行くので、
限りなく福島に近い風景かもしれません。
四国より
松山より予讃線を特急しおかぜに乗り今治へ。
道中のほとんどを海岸に沿って走ります。
こんな風景がしばらく続きます。海の向こうに見えているのは多分広島
天気に恵まれ、素晴らしい眺めでした。
電車での長旅はとても楽しい。
流れる風景の中、特に目についたのが瓦屋根。
住宅の屋根でさえも道後温泉ばりの立派な屋根でした。
四国へ
急ぎ四国へ行くことになりました。
天気は快晴で、飛行日和(?)です。
翼の向こうに三浦半島が見えます。まさに地図どおり
ペタッとした感じです
友人の真似をして上空よりきれいな富士山を撮ろうと思いましたが
思う方向に航路はとられず、断念。
僅かな隙間から、中央に見事な円形のくぼみのある
真っ白い富士山を拝みました。
そして着陸前の上空から瀬戸内海をパチリ。
関東上空からの風景とは打って変わって、海岸線よりくっきりと隆起した島々が見えます
また雪
今年はよく雪が降ります。
しかもそこそこの積雪。
代々木競技場の一角(?)と言うのかな?並木の向こうにNHKが見えます
割り?フォーク
東京ミッドタウンのイデーショップ内にカフェがあります。
ちょっとお茶をするつもりが、お店の人にすすめられて
シュークリームまで付けてしまいました。
2個食べたわけではありません
お店イチオシのもので「あと○個です。」と言われると
つい頼んでしまいます。(誘惑に弱い・・・)
生地がよくあるシュークリームと違って
サクサクしたクッキーのような食感でおいしい。
そのシュークリーム用につけてくれたのが
割り箸ならぬ、割り?フォーク(←割らないですが・・・)
割り箸のように紙の袋に入ってます
シュークリームは手で食べてしまったので
割り?フォークの使い心地はよくわかりません。
柄の部分が折れてしまいそうな気もしますが、案外強そうです。
いつか使い心地を試してみるために、お持ち帰りしました。
事務所からの風景3 雪
東京に雪が積もりました。
ほんの少しの積雪でしたが、
薄ら雪化粧した街は冬らしくっていいです。
雪の一粒一粒が大きく、はらはらと落ちてくる様子は幻想的です。
シャッタースピードが遅いので、目で見ている風景のまま撮れない・・・
やっぱり冬は、きーんと凍るような寒さがいい。
家のあったかさとのギャップに幸せを感じるのですが、
事務所はそんなにあったかくないので
外出先から戻っても幸せを感じるまで至らないのが寂しい・・・
水平線
工事監理に行ってきました。
現場の最寄駅の目の前は海、海、海。
駅のベンチからの風景。「関東の駅百選」というものに選ばれているらしい
駅の掃除のおじさんがおしえてくれました
水平線が一望できます。
一日中、駅でぼーっとしてても飽きません。
壁面緑化
仕事でもプライベートでも
よく自転車で走り回ります。
しかもかなり広範囲。
そのせいか普通は“近所”と言わないところを
“近所”と思い込んでしまう強引なところがあります・・・
そんな“近所”で気になったものをひとつ。
“近所”の新築マンションの外壁仕上。壁面緑化されてます
溝形状のタイルにコケのような植物が植え込まれています。
壁面緑化の商品のひとつのようです。商品開発ってすごい!
事務所からの風景2 飛行船
“塊”つづきで今回は飛行船の話。
東京の空にはラグビーボールのような“塊”、飛行船がよく飛んでいます。
ビルの谷間に暮らしていると気付かない人も多いかもしれませんが
MDSの事務所からは大きく空が臨めます。
そんな大きな空に飛行船が浮かんでいるのを何度も見ているのですが
「あ、飛行船だ。」
と毎度毎度、必ずつぶやいてしまいます。
写真ではよくわからないですが、かなり近いところに浮かんでいます
この日はあまり天気がよくなかったのですが、長い時間停止していました
『ツェッペリンNT』という飛行船です
飛行船はプロモーション用だと思っていたのですが
その活用分野はいろいろあるようです。
知れば知るほどおもしろい。
興味深いサイトはこちら→日本飛行船、飛行船
いつか乗ってみたいな、飛行船。
神戸港クルージング
神戸港をクルージング。
夕闇から夜景まで楽しめる出航時間を選びました。
神戸の街はさることながら
夕闇に浮かび上がるクレーンたちのシルエットに目が釘付け。
今でも“きりん”に見えてしまうクレーンたち
実際はもっときれいです。ちょっとピントとコントラストがあまいですが・・・
造船所(ドック)で作業するクレーンでした。
ドックの中をのぞくと・・・
ネットと堰(?)の隙間に、見えますか?
なんと潜水艦!
この地域のドックでは珍しくないのかもしれませんが、
実物を見たのは初めてだったので、ちょっと驚き。
黒々としたなんとも言えない“塊”です。
BRAVIA
SONYのテレビ、BRAVIAのパンフレットに
「目白の家」が背景として採用されました。
「目白の家」のリビング。コンクリートの素材感がきれいに写っています。
設計している時は模型をのぞき込んで空間をイメージしてみたり
工事中は現場に足を運ぶ度に完成後の姿を想像してみたり
竣工してからは、朝・昼・夜と訪問する時間によって新しい発見をしたりと
自分たちのつくり出した空間をよく知っているつもりですが
カメラマンのファインダーを通して見る空間も
目新しいものがあります。
ちなみにパンフレットはソニー・シンガポールのもので
日本以外のアジア全域を対象としたもの。
日本でお目にかかれないのがちょっと残念・・・
マンホールの蓋
旅先は神戸。
山陽新幹線の新神戸駅を降り、
北野の街を散策しながら三ノ宮まで下りていきました。
途中、気になったのがマンホールの蓋。
汚水のマンホールなのに何やら楽しげです
神戸港から見た神戸の街と六甲山がかたどられています
そして禁煙ゾーン。標識まで立派!ペンキで描かれているのはよく見ますが・・・
消火栓の蓋までおしゃれです。
神戸のランドマークやイメージがかたどられています
これはそのまた違うバージョン
消火栓第三弾。六甲山の麓を表しているのでしょうか?なぜか女の人の髪の中に・・・
2008年 新春の富士
久しぶりに関西へ出掛けました。
関西方面への旅と言えば、東海道新幹線♪
東海道新幹線と言えば、富士山。
シャッターチャンスとシャッターの切れる瞬間にタイムラグがあるので、
超特急の新幹線の車窓から撮る富士は難しい・・・
障害物なく撮ってるつもりだけど、電柱がうっすら見える気もする・・・
初詣
初詣に行きました。
称名寺という金沢北条一族の菩提寺で、
13世紀半ばに建てられたお寺です。
仁王門をくぐると目の前に大きな池があり、
その池に架かる二つの橋を渡ると金堂に辿り着きます。
二つの橋とは池の中央の中島を境に架かる「反橋」と「平橋」で、
文字どおり「反橋」は大きく盛り上がっており、「平橋」は平らな橋です。
「反橋」を渡ってアキレス腱の伸びる感触を体感したかったのですが、
あいにく「平橋」が補修工事で両橋とも閉鎖中。
仕方なく池を周って金堂へ向かいました。
そんな道中、目についたのは何やら赤く丸いもの。
至るところに赤く丸いものがいます。
それはなんとチビだるま。
道標の上にズラリと並んだチビだるま達。お行儀良く、みんな同じ方向を向いています。
誰が並べたんだろう・・・
拡大すると・・・
裏から見るとこんな感じ。実におかしい(笑)
チビだるまの正体はおみくじでした。
チビだるまの底に穴が開いていて、そこにおみくじが入ってます。
ジルヴェスターコンサート2007-2008
大晦日の夜、ジルヴェスターコンサートに行ってきました。
新年をまたいでのコンサートということで、
一体どんなことになっているの?
という期待感いっぱいで臨みました。
2007年・2008年において
生誕○○年、没後○○年の作曲家という視点を
選択肢のひとつとして選曲されているようで、
特に2部の選曲はどれも好きな曲で大満足でした。
2007年最後の演奏はリムスキー=コルサコフのスペイン奇想曲。
これを2008年午前0時ピッタリに演奏し終え、新しい年を迎えるという
マエストロのタクトひとつにかかった至難のわざ。
もちろん時間どおりに演奏すればいいというわけではないので
相当なプレッシャーだと思います。
ホール前方に「あと○○秒!」という文字が映し出され、
指揮者の譜面たてには大きなデジタル時計が置かれ、
望遠鏡(?)越しに数字を見ることができます。
曲の前半はその演奏にゆっくり耳をかたむけていられましたが、
カウントダウンが近づくにつれ、ホール全体が緊迫した空気に。
あぁ~、間に合わないかも~~
最後の最後まで緊張させられました。
目にも楽しい(?)見事なタクトさばきで
2007年の幕を閉じ、2008年の幕開けとなりました。
拍手喝采!
文字では表せません。素晴らしかったです!
割れんばかりの拍手の中、
2008年最初の演奏はグノーのアヴェ・マリア。
パイプオルガンでの静かな始まりでした。
“ジルヴェスター”とはドイツ語で「大晦日」という意味だそうです。
練習の時は一度も成功しなかったそうです。
本番に強いんですね。本当にお疲れ様でした。
また次回も行ってみたいです。
ウェストパークカフェ
年末モードでちょっとゆっくりランチをしようということで、
久しぶりにウェストパークカフェへ行ってきました。
代々木上原を流れる時間はとてもゆっくりで、
ついついのんびりしてしまいます。
ランチはボリュームたっぷりで、毎度お持ち帰りしてしまいます。
ランチに付いているシーザーサラダがとてもおいしく、
目の前で粒こしょうを挽いてくれるパフォーマンスが
おもしろかったのに、普通のサラダに変わっていました。
メインディッシュのサンドイッチ。
盛り付けも変わってしまって残念。前はバスケットに入ってました。
イルミネーション
新宿南口は毎年『サザンライツ』という
イルミネーションでにぎやかに彩られます。
そのひとつに「エンジェルプロムナード」という名の
イルミネーションがあって、いつもとてもきれいです。
エンジェルプロムナード。(ピンボケ・・・)
さすがに一人で通り抜けるのはためらいます。でもやっぱり通り抜けてしまう・・・
オマケで東京ミッドタウンのイルミネーションも。
『海の上に浮かぶ月』といったところでしょうか?
商空間アワード2007
内装設計に携わった「トラットリア サレルノ」が
日経アーキテクチュア主催の『商空間アワード2007』にノミネートされました。
海(水の波紋)をイメージしたパターンを硬いガラス面と
柔らかい布それぞれに施し重ねることで、
ちょっと不思議な奥行き感のあるファサードが生まれました。
野老朝雄さんのグラフィックデザイン
「トラットリア サレルノ」の本拠地である鎌倉には、眺めの素晴らしいレストランがあります。
江ノ島をはじめ、180度湘南の海が眼下に広がります。
レストランまでのアプローチも素敵です。
建もの探訪
「あざみ野の家」がテレビ朝日の「建もの探訪」で放送されました。
設計当初は周辺を含め開発したばかりのまっさらな敷地に・・・
こんな家を計画し
こんな感じに建ちました。
HPに写真をアップしていますので、そちらもご覧下さい。
アメリカ西海岸7 デヤング美術館
ヘルツォーク&ド・ムーロン設計のサンフランシスコ市内にあるデヤング美術館。
www.deyoungmuseum.org/
アメリカ西海岸6 オークランド美術館
ケビン・ローチ設計のオークランド美術館。
やや昔の美術館ではあるが、市役所の前庭となるように、
美術館全体を緑に覆うというシンプルなコンセプトである。
ある意味でいつまでも古くならない名作である。
アメリカ西海岸5 ドミナスワイナリー
ヘルツォーク&ド・ムーロン設計のドミナスワイナリー。
事前に見学希望のメールを出していたが断られた。
知らない振りをして少しでも近づこうと思っていたが、
頑丈なフェンスで近づくことすらできなかった。
アメリカでの強行突破は、銃で撃たれそうなのでおとなしくその場を去った。
アメリカ西海岸3 シーランチ
マリン郡庁舎から数時間北上し、海岸まで山を越える。
久しぶりの左車線の運転で、山道はかなり厳しい。
海岸線に出てから、いつまで経っても目的地に着かない。
実は地図を持っていなかったので、これほど遠いとは思わなかった。
すばらしい海岸線だが、シーランチで夕日が沈むのが夢だったので、
慣れない左車線、しかもくねくねの道を猛スピードで飛ばした。
おかげで今日一日ですっかり運転には慣れてしまった。
なんとか日没前に到着。
レストランで日没の瞬間を見る。
アメリカ西海岸2 マリン郡庁舎
12日、日本からサンフランシスコ空港に到着。
空港でレンタカーを借りて、市内を抜けて北上する。
快晴であまり情緒的に見えないゴールデン・ゲート・ブリッジを通り過ぎて、
しばらくするとマリン郡に入った。
そこにフランク・ロイド・ライトの設計したマリン郡庁舎がある。
フリーウェイから降りてすぐなので、ほとんど迷わず行けた。
そこの食堂で、昼ごはんを食べた。
アメリカ西海岸1
7月12日~23日の12日間、アメリカ西海岸に旅行に行ってきました。
僕の最初の海外旅行はアメリカでしたが、
それ以来、アメリカには一度も行ったことがありません。
建築をほとんど知らない大学2年生の時から約20年ぶりということもあり、
今回の建築視察では今、話題の建築だけでなく、やや昔の名作を見ることにしました。
訪れた都市は、サンフランシスコ、ロサンゼルス、シアトル。
それぞれの都市でレンタカーを借り、そこから車で周辺の街を見て廻りました。
時系列順ではなく、気ままに少しづつ書こうと思います。
浜離宮ライトアップ
浜離宮恩賜庭園(旧浜離宮庭園)において秋の夜間拝観に行ってきました。我々の設計のパートナーでもある戸恒氏の照明デザイナーとして参加しています。去年も行きましたが、今年の方がやや大人の雰囲気という印象を受けました。中秋の名月、庭園のライトアップに加え、汐留のビル群のミスマッチな風景が見えるのが不思議な感じです。最終日の10月1日は、都民の日で入園料が無料となるようです。