• Archive

北欧17/テンペリアウキオ教会

気がつくと街はすっかりクリスマス一色です。
サンタクロースと言えばフィンランドということで、再び北欧旅行ネタです。
フィンランドの教会をいくつか紹介しましょう。
まずは、ヘルシンキの中心部にあるテンペリアウキオ教会。
こちらは岩盤を掘ってつくられた珍しい教会。
単純明快なつくりが素晴らしく、特に天井は圧巻です。
竣工は1969年。設計者はティモ&トゥオモ・スオモライネン兄弟。
R0012669.JPG
岩盤を掘ってつくられた教会です。
R0012681.JPG
天井は圧巻です。
R0012692-1.JPG
こちらが天井のディテール。
R0012687.JPG
ほとんどが岩盤に埋まっていて、天井の180枚の窓ガラスから光が差しみます。
R0012702.JPG
週末は分刻みで、たくさんの結婚式が行われていました。
R0012707.JPG
上部はこんな感じになっています。

神戸ルミナリエ

大震災の起こった年の12月(1995年)、
阪神・淡路大震災犠牲者の鎮魂の意を込めると共に、
都市の復興・再生への夢と希望を託し、「神戸ルミナリエ」は開催されました。
それは神戸の街と市民に大きな感動と勇気、希望を与えました。
今年で14年目になるそうです。
残念ながら、神戸はまだ震災前の状態に戻っていません。
震災後、壊れた古い建物はプレハブ住宅や平凡なビルに建て替わり、
一見すると震災の傷跡はありませんが、震災前をよく知っている私にとっては、
現状の町並みを見ると悲しくなります。
建築家としての使命を痛感させられます。
そんなことを考えさせられるこのイベント、永久に続けてもらいたいですね。
「六甲山上の展望台」は神戸の復興という意味でも重要なものだと思っています。
DSCF0052.jpg
写真ではわかりませんが、アーチの向こうから押し寄せる人、人、人・・・
たくさんの電球でつくられた光のアーケード。
電球の数はいったいどれくらいあるのでしょうか。

六甲山上の展望台 公開審査2

「六甲山上の展望台」のコンペでは
展望台の他にコンテンツの提案も求められました。
六甲からの眺望の素晴らしさは、
自然の中で風を感じながら五感でその美しさを体感できることだと思います。
しかしながら、六甲山は麓との気温差が大きく、風もあり、
展望で滞在するには辛い季節が多いため、
寒い季節でも快適に展望を楽しむことができるように「足湯」を提案しました。
足湯.jpg
六甲の大地に座り込み、或いは寝転んで、裸足になってお湯に浸り、
眼下から頭上に開放された風景が身も心も解きほぐす、
未体験の展望ゾーン。
断面模型.jpg
二次審査で使用した断面模型の写真です。
日大の学生(関川さん、松本君、小太刀君、山本さん、清水君)に
協力してもらいました。
薔薇のように何枚もの花弁が重なりあった形状をした空間となっています。
見上げ .jpg
展望台にあがるスロープの上部が足湯になっています。
薄暗い曲面の壁に挟まれた空間は、
水面にきらめく光が眩しい海底のイメージです。

六甲山上の展望台 公開審査

先日、神戸の六甲山に行ってきました。
日本建築家協会(JIA)が主催する実施コンペの二次審査で、
100名を超える応募者から一次審査通過の5名による公開審査です。
お題は夜景のとても美しいところに建つ「六甲山上の展望台」。
詳しい内容はこちら
かなりの接戦だったようで、結果は惜しくも2等。
1等は大学時代の同級生、三分一でした。
このようなコンペで1等をとるのは極めて難しいことですが、
やっぱり2等は悔しいです。
公開プレゼン風景.jpg
公開審査は六甲ケーブル山上駅の六甲ヒルトップギャラリーで行われました。
TV、新聞、出版関係者なども来ていて、審査会場は超満員。
立ち見の方も大勢いらっしゃいました。
右側の方でプロジェクターに映した映像を説明しているのが私(森)。
あちら側に座っていらっしゃるのが審査員の方々です。
DSCF0068.jpg
公開審査が終わった時はもう夜。
その後、審査員、入賞者など大勢の建築家、および関係者の方々と
六甲ガーデンテラスのジンギスカンパレスへ。
その夜は、六甲山ホテルに宿泊させて頂きました。

赤坂見附交差点

自転車で事務所から帰る途中にある赤坂見附交差点。
R0014024-2.jpg
毎年恒例の赤坂プリンスのイルミネーション。
あんまり品が良いものではありませんが、
高速道路や立体交差の隙間から見た時のインパクトを考慮すると、
分かりやすい巨大クリスマスツリーもいいかもしれませんね。

北欧16/アアルトハウス

アアルトのスタジオから歩いてすぐの所に自邸がある。
アアルトは最初はユバスキュラという小さな街で設計事務所をはじめ、
その後、トゥルクに移転し、そして、ヘルシンキ郊外のこの場所に、
自宅兼事務所をつくり、仕事場が手狭になりスタジオを建てた。
R0012064.JPG
メインエントランス。
木の部分が住宅エリアで、レンガに漆喰を塗った部分が事務所エリア。
R0012067.JPG
この当時のアアルトの定番、レンガに漆喰の仕上げ。
漆喰は経年変化して味のある表情を醸し出す。
R0012071.JPG
住宅エリアの外装に使われている細い木板は、
アアルトの代表作の一つ「マイレア邸」の外装とほぼ同じです。
2階のテラスからは、建設当時は海が見えたそうですが、
今は住宅が建ち並び、海を見ることはできません。
R0012040.JPG
なかなか快適そうな仕事場です。

北欧15/アアルトスタジオ

ヘルシンキの郊外にアアルトのスタジオがある。
建築家の巨匠アルヴァ・アアルトは、フィンランドの英雄でもあり、
以前、フィンランドのお札になっていたことがある程だ。
そのようなアアルトがどんなところで仕事をしていたのか興味があった。
建物の全体が白いので、晴れていると空が青く、光りが差し込み、
その白さが引き立つと思いつつ、
訪れた日は残念ながら天候があまり良くなかった。
しかしながら、コルビジェのサヴォア邸のように、
建物全体の印象が天候にあまり左右されないような気がした。
それは、北欧的な採光にも影響があるとは思うが、
素材の持つ力と洗練されたディテールがあるからだとも思う。
R0011972.JPG
外装はレンガに漆喰を塗っている。
R0011986.JPG
仕事場の天井は片流れで、杉板(?)型枠コンクリートに塗装。
両側にハイサイドライトが設けられ、適度な明るさが確保されいる。
こんな職場だと素晴らしい案が浮かびそう。
R0011992.JPG
ラウンジは中庭に面して、天井を高くとっている。
内装は白で統一されているが、いろいろな素材が使われている。
写真ではその良さが伝わらないのが残念。
R0012018.JPG
ラウンジの中庭側は緩くカーブしている。

北欧14/カレヴァ大聖堂

早朝、トゥルク港に到着後、足早に二つの教会を見学し、
午後一で特急に乗り込んでタンペレに移動。
このようなハードスケジュールになってしまったのは、
この教会がどうしても見たかったからだ。
アアルトの「夏の家」「ユヴァスキュラ大学」「自邸」など、
見学できる日時が決まっているものが多く、
少し無理をしないと効率良いスケジュールが難しい。
旅先で会った日本人も、やはり同じようなこと言っていました。
ところで、カレヴァ大聖堂はライリ&レイマ・ピエティラの設計。
何枚ものコンクリートの壁が天に向かってそびえ立ち、
その隙間から光が差し込むという単純かつ明快な建築。
今までに体感したことのないその物質感に圧倒され、
素材の持つパワーを改めて再認識させられました。
カレバ聖堂R0011882.jpg
天にそびえ立つコンクリートの壁は圧巻です。
カレバ聖堂R0011880.jpg
時々刻々と光が変化して、内部空間の表情も変わります。
カレバ聖堂R0011910.jpg
天井です。

北欧13/タンペレ市立図書館

久しぶりに北欧ネタ。
気が向いた時に思い出したように北欧ネタを書いていますが、
時々「また北欧に行ったんだね」とか、
「随分長いこと行っていたね」とか言われ、
誤解を招いているようです(笑)。
久しぶりの北欧ネタは、タンペレ市立図書館から。
フィンランドの建築家、ピエティラの設計です。
雷鳥をモチーフにした斬新なデザインで、内部空間は有機的。
フィンランドと言えば、森と湖に覆われた豊かな自然、
そしてそこに住むサンタクロースとムーミン。
この図書館の地下はムーミン谷(ムーミン博物館)で、
世界中の旅行者は普通はそちらに行くようです。
タンペレ図書館R0011950.jpg
タンペレ図書館R0011957.jpg

紅葉

自転車で事務所に向う途中の風景。
今は桜の時期同様、とても気持ち良い季節。
R0014027-1.JPG
神宮外苑のイチョウ並木。
並木の左右で色づくタイミングが違うようです。
微妙な日当たりの違いで差が出るのでしょう。
R0014032-1.JPG
代々木公園はもうピークを過ぎた感じ。
R0014044-1.JPG
事務所の近くの西参道は今が見ごろ。
遠くに見えるのは、新宿高層ビル群。

改正建築士法・政省令解説講習会

今月28日から施行される改正建築士法について
詳細把握のため、説明を聞きに行ってきました。
会場は東京ビッグサイト。
何度か訪れたことはありますが、
最上階に上がったのは初めてです。
講習会DSCF0004.JPG
講習会が終わって外にでると、すっかり夜になってました

イルミネーション

今年も始まりました 「SHINJUKUサザンライツ」。
東急ハンズで用を済ませて帰る途中、
ちょうど点灯するタイミングに出会しました。
イルミネーションDSCF0018.JPG
撮影場所はやっぱり「エンジェルプロムナード」
イルミネーションDSCF0019.JPG
来年の2月15日までやっているようです
去年の「SHINJUKUサザンライツ」はこちら

グッドデザイン賞受賞!

先日、六本木のミッドタウンで、
グッドデザイン賞の授賞式がありました。
電化製品などでよく見かける「Gマーク」です。
MDSの設計した「鉄の家」が生活領域の分野で受賞しました。
王子木材工業本社ビル」に続き2回目の受賞です。
R0013913-1.jpg
授賞式会場はたくさんの人でいっぱいです
グッドデザイン賞DSCF0004.JPG
表彰状はこんな感じ。

アカリウム

事務所のすぐそばにある明治神宮で行われた「アカリウム」に行ってきました。
明治神宮御社殿復興50年記念の夜間拝観です。
照明デザイナーはLPAの面出薫さん。
MDSの設計した「王子木材工業本社ビル」の照明計画はLPAです。
京都では季節によって青蓮院、高台寺などあちこちで夜間拝観がありますが、
東京ではそのようなイベントがあまりないのが残念。
月見をしていると、日本人に生まれて良かったとつくづく思います。
昨年の浜離宮のライトアップはこちら
R0013897-1.JPG
小田急線参宮橋駅側、西参道のライトアップ。
表参道側より人通りが少なく、雰囲気も良い感じ。
遠くに見えるのは新宿高層ビルの先っぽ。
DSCF0002-1.JPG
原宿駅周辺はお祭り騒ぎで、風情も何もありませんが、まあこれもありですね。
DSCF0003-1.JPG
鳥居もライトアップ。
R0013882-1.JPG
本殿前では、能・狂言の奉納が行われ、
グランドフィナーレは古澤巌によるヴァイオリン演奏がありました。

Japan Living

Japan Living“という本が出版されました。
写真はすべてナカサアンドパートナーズで、
MDSの設計した「目白の家」が掲載されています。
文章はすべて英文で、海外が主なターゲットのようです。
先日、出版記念パティーが麻布で行われました。
建築家をはじめとして、出版、カメラマン、アーティスト、美術関係者など、
多くの方々が来場され、大盛況のパーティーでした。
知り合いの建築家も多く、そのまま二次会へ。
ジャパンリビング1DSCF0025.gif
どの写真も美しいハードカバーの本です。
ジャパンリビング2DSCF0022.gif
目白の家が掲載されています。
_N5T5693-1.jpg
出版記念パティーは大盛況。
_N5T5736-1.jpg
カンパーイ!
右から3番目がカメラマンの矢野さん、5番目が編集者のマーシャさん。
お世話になりました!

六甲山

出張で神戸に行ってきました。
六甲山頂に用事があり、ケーブルカーで行くことにしました。
六甲山は緑が多く、カーブも適度にあり、
車でドライブも爽快ですが、今回はケーブルカーでのんびりと。
R0013700.JPG
六甲山にのぼるルートはいくつかありますが、今回は六甲ケーブルで。
座席は勿論、一番下を確保。
山々の間から神戸市街が望めます。
R0013857.JPG
途中にトンネルがあったり、
R0013703.JPG
ちょうど真ん中で、上りと下りが入れ替わったり。
R0013705.JPG
山頂駅。神戸からすぐのところにあるのに、
10度近く温度差があるのにはビックリ。
R0013749.JPG
意外と紅葉はしていませんが、ススキが秋らしくいい感じ。
天気が良く紀伊半島の先の方まで見ることができラッキーでした。
六甲の夜景は世界でも有数の素晴らしさだと思います。
高いビルから見る夜景とは全く違いますよね。
R0013789.JPG
六甲山と言えばジンギスカン
今まで知らなかったけど、関西では常識のようですね。
写真は焼き始めなのであまりおいしくなさそうですが(笑)、
眺望の良いところでのジンギスカンは最高でした。
R0013836-1.JPG
カフェグラニットという店に入りました。
当然なが眺望が最高です。
R0013827.JPG
天気が良いので陽だまりのテラス席で、のんびりお茶を。
ピーチアプリコット&ミントティー 683円。

アーキエンジニアリング展

日本建築学会主催の展覧会に行ってきました。
非常勤講師として数年前から日大に行っていますが、
そこでお世話になっている広田先生が中心メンバーとして、
構造と建築デザインの関係を展示するものでした。
たくさんの模型が展示されていましたが、
その多くは日大の学生がつくったようです。
久しぶりに見ごたえのある素晴らしい展覧会でした。
ベルリンで活躍するドイツを代表する構造エンジニア、
Dr.Mike Schlaich の講演会も行われました。
R0013675.jpg
丹下健三の名作、東京カテドラル
線材で表現されると分かりやすいですね。
R0013688.jpg
今年、世界中で最も有名になったであろう北京の「鳥の巣」。
構造設計者の間では賛否両論があるようですが、
構造フレームのみにするとその非合理性(?)が理解できます。
ちなみに、この模型は日大の院生、井草君が作成。
R0013689.jpg
こちらがTVで良く見た状態ですね。
R0013683.jpg
シドニーのオペラハウスも勿論ありました。
R0013682.jpg
その設計プロセスも詳しく説明されていまいました。

神楽坂ラ・トゥーエル

神楽坂ラ・トゥーエルというフレンチのお店に行ってきました。
フレンチはソースが命!なのだと思いますが、
オードブルからしてとても濃厚なソースを味わいました。
ラ・トゥーエルDSCF0004.JPG
フォアグラのポアレ モリーユ茸のソース キノコのソテーとフォアグラのムース (長っ!)
こってりしたフォアグラといろいろなキノコに
クリーミーで泡々なソースが絡んでいて、とってもおいしかった。
前菜にしては重い感じですが、
メインディッシュがいくつもあるようで、得した気分です(笑)
ラ・トゥーエルDSCF0005.JPG
お魚料理には岩海苔を使ったソース

日産ティアナ

今年6月に発売された日産の2代目”TEANA”。
日産自動車の顧客向け季刊誌「SHIFT」(夏号)に
MDS設計の「王子木材工業本社ビル」が
その背景となって掲載されました。(告知遅すぎ?)
日産シフトDSCF0027.gif
日産の車に乗られているみなさま、見ていただけましたか?
日産シフト2DSCF0010.gif
こんなタテモノ、またつくってみたいです
撮影風景はこちら→“NISSAN SHIFTの撮影”
撮影時の臨場感が伝わってきます。

ステップ

自由ヶ丘のオープンハウスに出掛けた帰り道、
とても気になるものが目に留まりました。
鋳鉄製ステップDSCF0004.gif
落葉舞う秋の風景?それとも雪の舞う冬景色?
道路とガレージの段差を解消する、
L字側溝に置くステップです。
樹脂製のものが多い中、
鋳鉄製のさり気ないデザインが取り分け目を引きます。

左官の講習会2

講習会の後半は土壁の実演。
いろいろな種類の土壁を目の前で実際に仕上げてみせてくれました。
その一例「大津磨き」を仕上げる様子↓
左官DSCF0124.gif
見てるとおなかに力が入ってしまいますが、実際職人さんはそんなに力入ってるのかな?
そして仕上がるとこんなにピッカピカに↓
左官DSCF0126.gif
これも”左官仕上げ”とは、ちょっとイメージが違う???
「大津磨き」を仕上げられる職人さんはとても貴重だそうです。
限られた職人の高い技による、とても高価な仕様です。
鏝だけで様々な表現があることに驚かされます。

左官の講習会1

左官の講習会に行ってきました。
左官の基本おさらいから、道具である左官鏝の話、土壁の実演まで
短時間でとてもバラエティに富んだ内容です。
左官DSCF0133.gif
びっくりするほどたくさんの種類の鏝!
基本おさらいはもちろんですが、
想像以上におもしろかったのは左官鏝の話。
左官鏝という道具について実に細かく調査分析し、
それをもとに仮説を立てていく様子はお見事!
シンプルなものほど分析していくのは難しそうです。
研究者、あっぱれ!と思った一日でした。

北欧12/トゥルク マッティ・サナクセンアホ

トゥルクにはブリュックマンの礼拝堂があり、
近郊にはアアルトのデビュー作、パイミオのサナトリウムがある。
しかし、私たちがこの街を訪れたかったのは、
数年前にできたばかりのある木造の礼拝堂を見たかったからだ。
その名前は、聖ヘンリー・エキュメニカル礼拝堂。
マッティ・サナクセンアホという私たちと同世代の若い建築家の設計だ。
どちらの名前も日本人には難しくて覚えられない(笑)。
あまり知られていないが、「a+u」の2006年8月号で紹介されている。
トゥルクからさらにバスで30分ほどの辺境の地にあり、
バスの本数はわずかで、乗っている人もほとんどいない。
礼拝堂は松林の丘の上に立っていた。
銅板で覆われた外装はうつ伏せにした船のようでもあり、魚のようでもある。
躯体は松の集成材を曲げたリブで構成されており、室内の壁は無塗装の板張り。
経年変化で外装の銅板は緑青を吹き、室内の板は赤みを帯びてくることだろう。
サナクセンアホR0011826.jpg
幻想的な北欧的な空間。
木造にも新たな可能性があることを痛感させられた。
サナクセンアホR0011863.jpg
銅板で覆われた外装はうつ伏せにした船のようでもあり、魚のようでもある。
サナクセンアホR0011854.jpg
祭壇側の外観。
サナクセンアホR0011820.jpg
祭壇際の開口からの光が、祭壇壁を美しく照らす。
このガラスはハンヌ・コノラという作家の作品らしい。

北欧11/トゥルク ブリュックマンの礼拝堂

ストックホルムからの船は、朝8時頃、トゥルク港に到着。
午後にはタンペレへ移動する予定だったので、
急いでエリック・ブリュックマンが設計したキリスト復活の礼拝堂へ。
フィンランドには素晴らしい教会がたくさんある。
イタリア、スペインなどの教会とは違い、
比較的新しい自然と調和した現代建築が多い。
ブリュックマンR0011808.jpg
北欧の建築は自然との調和が素晴らしい。
木立の向こう側に建築が見えてくるというのが北欧流(?)
ブリュックマンR0011797.jpg
切妻屋根の塗壁。シンプルな家型の外観は普遍的。
ブリュックマンR0011795.jpg
エントランスのアイアンワークの扉。
ブリュックマンR0011784.jpg
正面が祭壇。側面から木漏れ日が入り込む。

北欧10/白夜の船旅 ヴァイキングライン

スウェーデンからフィンランンドまでは船で移動した。
ストックホルム―ヘルシンキは豪華客船が毎日定期運行されている。
シリヤラインとヴァイキングラインの2社があり、
特に、シリヤラインはかなり大きく豪華な船らしい。
私たちは、ヘルシンキではなくトゥルクという街に行きたかったので、
ヴァイキングラインの少しだけ小ぶりの船に乗ることにした。
夜8時にストックホルムを出港、トゥルクには朝7時半に到着。
天候はあまり良くなかったが、白夜の風景は素晴らしかった。
レストランやお店などもあり、なかなか快適な船旅だった。
船R0011722.jpg
船の先端からたくさんの車が載せられていた。
船R0011724.jpg
船後方部。とても大きな船です。
船R0011769.jpg
夜だというのに昼のような風景。
船R0011780.jpg
小さな島がたくさんあります。
その島々には数軒、場合によっては1軒の別荘(?)が・・・・・
つまり、自家用の船で移動しているということですね。

北欧09/ストックホルム ノルディック・ライト・ホテル

ストックホルム中央駅に隣接するノルディック・ライト・ホテルに泊まった。
俗にデザインホテルと言われるカテゴリーに属するホテルで、
ストックホルムにいくつかある中でここが代表格。
名前の通り、光にこだわったホテルで、
ロビーから客室まで涼しげな照明で演出されている。
ウェブの写真で見るとそれなりだが、実際はやや安っぽい印象を受けた。
北欧は夏と週末の割引があり、早期に予約すればさらにリーズナブル。
とは言うものの、やっぱり北欧の物価は高い!!
ノルディックライトR0011579.jpg
フロント。サービスはなかなか良かった。
ノルディックライトR0011580.jpg
暖炉のあるロビーの一角。
ノルディックライトR0011591.jpg
朝食はこのカフェで。朝として、ちょっとムーディー過ぎかも(?)
ノルディックライトR0011457.jpg
部屋からの眺め。