![IMG_2287-s.jpg](https://mds-arch.com/blog/wp-content/uploads/IMG_2287-s.jpg)
今回の旅の目的地、ルトロネの修道院。
一台も対向車が来ない山奥の細い道を走り続けてようやくたどり着き、
思わず息を呑み、、、、カメラを構えてしまう。
![IMG_2353-s.jpg](https://mds-arch.com/blog/wp-content/uploads/IMG_2353-s.jpg)
辺境の地であることに加えて、夕方に着いたこともあり、
人はほとんどいない静かなルトロネの修道院。
闇に包まれた礼拝堂に夕方の横から光が差し込み、神秘的。
![IMG_2299-s.jpg](https://mds-arch.com/blog/wp-content/uploads/IMG_2299-s.jpg)
そして、完璧なプロポーションに、また息を呑む。
![IMG_2356-s.jpg](https://mds-arch.com/blog/wp-content/uploads/IMG_2356-s.jpg)
「粗い石」の細部にまで神が宿っています。
![IMG_2306-s.jpg](https://mds-arch.com/blog/wp-content/uploads/IMG_2306-s.jpg)
礼拝堂を抜けた先に回廊があり、光が人をいざないます。
![IMG_2357-s.jpg](https://mds-arch.com/blog/wp-content/uploads/IMG_2357-s.jpg)
写真では何度も見たことがある回廊の柱。実際に見て、感激!
![IMG_2328-s.jpg](https://mds-arch.com/blog/wp-content/uploads/IMG_2328-s.jpg)
敷地の起伏にあわせて回廊も起伏があり、空間に変化を与えています。
![IMG_2347-s.jpg](https://mds-arch.com/blog/wp-content/uploads/IMG_2347-s.jpg)
石の表情が光のあたり方で大きく変わります。
ロマネスクの修道院をこれまで見てきましたが、
ここルトロネが最も簡素で、そして最も完璧です。
![IMG_2327-s.jpg](https://mds-arch.com/blog/wp-content/uploads/IMG_2327-s.jpg)
隙間から見える風景も完璧です。
![IMG_2339-s.jpg](https://mds-arch.com/blog/wp-content/uploads/IMG_2339-s.jpg)
上に上がると回廊が見渡せます。
ルトロネをほぼ独占。閉まる直前に来て良かったです。
サントロフィーヌはギリギリ見れなかったけど・・・・(涙)。
![IMG_2311-s.jpg](https://mds-arch.com/blog/wp-content/uploads/IMG_2311-s.jpg)
ここ数日、いくつも修道院を見学しましたが、ルトロネが最後で大正解。
たくさん見てきたけど、ルトロネは圧倒されました。
勿論、見る視点を変えれば、それぞれに良いところはあると思いますが、
完璧な造形という点は群を抜いているように思います。
粗い石(著:フェルナン・プイヨン)を読んだり、
建築家同士でもよく話にあがるルトロネの修道院。
やはり、ここに来なければこの空気感は感じられないと思いました。