パリから南仏に行くのに、ざわざわローザンヌを経由(迂回?)したのは、
SANAAのロレックス・ラーニングセンターに行きたかったからです。
立衛さんの軽井沢の千住博美術館と少し似た要素もあるので、
なんとなくは想像はできてはいたものの、
やはり実際にその場に身をおかなければわからない空間でした。
二枚の板を歪ませるという操作だけで、
基本的には大きなワンルーム空間を分節し、動線計画を解いているとは脱帽です。
実際に体感して、様々な使い方ができる広がりのある地形のような床、
そして、それがきちんと使えるところまでつくっていることに感服しました。
僕が言うのも恐縮ですが、やはり素晴らしいです。
ラーニングセンターから、ローザンヌの中心部を通り過ぎ、
レマン湖を見下ろす傾斜にラボー地区の葡萄畑を抜けてコルビジェの「母の家」へ。
あいにくの雨で、レマン湖の眺めはイマイチですが、、、
葡萄の緑はみずみずしく(と思いたい・・・)、とても美しい。
この美しい風景の中に。ハイテックな電車が走り抜けるのが、流石スイスです。
白と赤の電車のデザインがスイスらしいですね。
「母の家」に着いた時には、雨が止むどころか土砂降りです(涙)。
この住宅を高く評価する人も多いですが、何の感動もありませんでした。。。
昨日の運転の疲れと、ここからアヴィニヨンまでの長距離運転が気になって、
美しいレマン湖を眺めるはずが・・・