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「鉄の家」10年検査

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10年検査のため、久しぶりに鉄の家 に行ってきました。
「鉄の家」は、私たちが独立してまだ間もない頃、
目白の家が雑誌に掲載されてすぐに、
はじめてメディアを通して設計依頼された住宅です。
全く知らない方から電話がかかってきて、
大喜びしたのがとても懐かしく思います(笑)。
私たちにとってはそういう意味では特別な住宅であり、特別な建主様です。。。
外部の塗装や金物が錆びているところはあるものの、大きな不具合はなく、
とても楽しく生活されているご様子で、設計者としてもとてもうれしく思います。
これから竣工してから10年というものが、毎年増えていきますが、
私たちとしては、久しぶりに伺えることが楽しみです。
建て主の皆さま、ご連絡させて頂きますので、どうぞよろしくお願いします!

紅白の梅と茶室

松濤の家の茶室解体が来月はじまるということで、
記録写真を撮りにいくことに。
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紅梅の向こう側に見えるのが解体する茶室。
手前の白梅より紅梅は咲く時期が遅いので、
紅白の梅が同時に咲いているタイミングをねらうのは難しく、
白梅は少し散り気味ですね。
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この茶室は京都から半世紀ほど前に移築したものですが、
明るく、現代人にも使い勝手が良さそう。
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障子を開けると白梅が見えるようになっています。
勿論、移築後も梅が見えるように配置する予定。

卒業設計講評会@東京理科大学

東京理科大学の卒業設計講評会に行ってきました。
先週の採点結果を集計して、上位14名が2次審査に残りました。
一人ずつプレゼンテーションと講師との質疑応答。
その後投票を行い、その結果を元に講師陣でディスカッション。
最後にもう一度投票行い、最優秀を決めるという例年よりシンプルな方法でした。
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僕がイチオシだったのは、こちらの照井君の作品。
1次審査でも一番良い点をつけましたが、最後の投票でもこちらに入れました。
神田の空室の目立つ小さなビルを結合して、外周部に歩廊を回し、
建物の内部空間をくり抜いて、一つの建物とするという提案。
旧耐震基準のビルもいくつか結合して考えると、構造的に問題がなくなること、
外周部の回廊を半外部とすることで、内部空間の環境負荷を低減になることなど、
僕の勝手なやや深読みもあるものの(?)、
現代の都市と建築がかかえる問題に着目して、
魅力的な空間をつくろうとしている点が評価できると思います。
最後の投票は票がかなりばらけましたが、照井君が1位。
2位との差は2票でしたので、僕が2位の作品に入れていたら、、、
決戦投票で1位と2位は入れ替わっていたかも?
そんな感じで今年も(?)ずば抜けた人がいませんでした。
正解か否かという意味では、ほとんどは正解の作品が多いのですが、
賛否両論の熱い議論となるものをつくろうという意識が低いような気がします。
そもそも議論になるものをつくる必要があるのか?
というのが今の若者の主流の考え方なのかしれませんが、
卒業設計では現代社会の問題を解決する斬新な提案や、
新しい建築のつくり方などの提案など、
実際には建たないプロジェクトだからこその若々しい提案が見たいですね。
ただ、図面やパースをきちんと描く人が増えたように思いまし、
全体的な平均値は上がっているような気がしますので、決して悪くはないですね。
今回発表できながった人も、設計をあきらめずに頑張って欲しいと思います。
例年より早く終わったので(と言っても、昼から始めて終わったのは10時!)、
その後の懇親会は少し時間が多めとなりましたが、
結局、終電を逃してお泊まりコースとなってしまいました。。。。。
皆さま、お疲れ様でした!

全体講評会@東京理科大学

東京理科大学の今年度最後の授業に行ってきました。
2年生の設計製図で、各班から選ばれた優秀者30名程の全体講評会。
力作ぞろいでなかなか見応えがありました。
3年生になってもこの調子で頑張ってもらえればと思います。
ところで、春休み中、お暇な学生、
是非、MDSへアルバイトに来て下さい(笑)!
ご連絡お待ちしてます!
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初釜@「吉祥寺の家」の工事現場

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年が明けて初めての「吉祥寺の家」の現場にて、
毎年恒例、現場監督の江口さんによる江口流(笑)のお茶会です。
職人の方々と一緒に美味しいお茶をいただきました。
ごちそうさまでした。
今春の竣工を目指して、ラストスパートです。
引き続き、どうぞよろしくお願いします!

冬の風景@昭島の家

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今年の夏に竣工した「昭島の家」に数ヶ月ぶりに行ってきました。
夏は木陰をつくっていた窓一面の緑はすっかり葉を落とした冬の風景です。
リビングの奥深くまで、サンサンと日が差し込んでいました。
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親世帯のコタツでお茶を飲みながら、
土間越しに眺める祠がとても絵になります。
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親世帯と子世帯とはきちんと扉で締め切ることもできますが、
その扉を開けると・・・
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障子でゆるく繋げることもできるようにしています。
万一、何かあった時には、ここから行き来できるのは安心ですね。
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巨木が葉を落とした冬の散歩道のような美しい風景です。
親世帯の玄関を通り過ぎた先に子世帯の増築部分があるのですが、
外観も親子の不即不離の関係をとても大切にしています。
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親世帯と緩くつながる子世帯の玄関周り。
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親世帯から見ると、建てもの越しに奥の風景が見える抜けを大切にしつつ、
子世帯の気配が感じられるような微妙な距離感をとっています。
工事中に転勤になってしまいましたが、早く東京に戻られて、
ここで暮らされることを願っております(笑)!

茶室の実測調査

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日本庭園をできるだけ保存しながら住宅を建て直すこちらのプロジェクト。
京都から移築されたこちらの茶室は、
若干、補修はするものの敷地内で移築することに。
解体前に水澤工務店による実測調査が始まりました。
とても難しいプロジェクトですが、少しずつ前に進んでいます。

「つつじヶ丘の家」一年検査

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つつじヶ丘の家の一年検査に行ってきました。
特に大きな不具合もなく、とても快適に過ごされているとのことで何よりです。
食事までご用意までしていただいてたようですが、、、、
その後、あいにく用事があって、後ろ髪を引かれるようにその場を後にしました。
とても残念。。。。

渡辺篤史さんとの対談@ミーレ・センター表参道

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「渡辺篤史の建もの探訪」でおなじみの渡辺篤史さんとのトークイベントで、
表参道のミーレ・ショールームに行ってきました。
建築家や学生向けの講演であれば、僕はむしろ慣れているのですが、
参加者は一般の方向けのトークイベントということに加えて、
渡辺さんの無茶ぶり(?)に対応するのはなかなか難しいものですね。。。。
何事も慣れですね。

「志木の家」一年検査

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志木の家の一年検査に行ってきました。
室内の壁、天井、床のすべてが黒い、とても個性的な住宅なので、
一年間、暮らされた感想をお聞きするのがとても楽しみでしたが、
竣工直後以上にとても気に入って下さっているご様子で、
自分たちで撮った写真をいろいろ見せていただきました。
今後もどのように暮らされるのか、とても楽しみです。