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「等々力の家」板金工事

「等々力の家」の現場に行ってきました。。。
サッシまわりで少し手こずりましたが、
ここからはスムースに工事が進むはず!?。
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なかなか良い空間です。
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外は、これから板金工事。期待が膨らみます。

「西原の家」コンクリート型枠サンプル

コンクリート型枠サンプルの確認のため、「現場に行ってきました。
前回のサンプルでは大方針を決めて、
二度目の今回はその微調整と色を決めるためのサンプルです。
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左は一般的な杉板型枠。真ん中と右は特殊型枠のバリの出方の検証用です。
写真では見えないと思いますが、それは出来てからのお楽しみ!(笑)

倉のある風景

新しい仕事の打合せのために、長野に行ってきました。
長野市は高校の頃、住んでいたということもあり、親近感のある特別な場所。
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敷地内に日本庭園と倉があり、これらが設計の難易度を上げています。
世代交代した若い世代は、このようなものを好まないのですが、
だからと言って、全部壊してしまって良いものなか難しいところです。
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隣りにも同じ形の倉があって、美しい風景をつくっています。
元々、漆喰だった外壁に仕上げをしてしまった残念な状態ですが、
内部を拝見させていただくと、美しい木の架構があるので残すことに。
上手に過去の遺産を取り入れていきたいものですね。

全体講評会@東京理科大学

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東京理科大学の設計製図全体講評会、僕の班の奥村くんの講評風景。
前回、全体講評会に進めなかったのをバネに、今回はとても頑張りました。。。
その甲斐あって、見事、1番になりました。おめでとうござます!
とは言うものの、上位陣は僅差です。
引き続き、後期以降も頑張りましょう!

クロガネモチの根回し

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「松濤の家」の植栽大移動はいよいよ大詰め。
今回、大谷石の塀を全面直すにあたり、
このクロガネモチの巨木を移動しなければなりません。
木の周りの根を切り、1年根回ししておく予定でしたが、
根は掘ったあたりにほとんどなく、塀側と直下にのびているようです。
つまり、移動する際にそれらの根を切る必要があり、
このような場合は、木が枯れてしまう恐れが高くなるとのこと。。。。
ただ、これを移動しないときちんと擁壁を直せないので困ったものです。
松濤は元々、鍋島藩のお屋敷があったところで、
大谷石の塀は大政奉還の頃に出来たものらしく、
あちらこちらで同じような問題に直面しているようです。

「松濤の家」植栽大移動

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「松濤の家」の植栽の大移動が始まります。
新しい建物を建てるにあたり、残す木と一旦外に運び出す木、
そして、伐採する木を建て主様と造園屋さんと一緒に最終確認。
ここで生まれ育った建て主様にとってはとても名残り惜しいことと思いますが、
生まれ変わるにはどうしても必要なこと。
折角、庭を壊してまでつくのですから、
これからつくるものは以前以上にしなければなりません。
気を引き締めて頑張れらねば。。。。

全体講評会@東京理科大学

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2年生の第一課題の全体講評会、僕の班の講評風景。
どれも甲乙つけがたい力作ぞろいでした。
非常勤講師は建築家の岡野道子さんから、
元新建築編集部の有岡三恵さんに変わり、
昨年とはまた違った雰囲気になりました。
講評会の後は学生を交えた懇親会。
今年も昨年同様、真面目な学生が多く、今後が期待できそう。
それでは、次の課題も頑張りましょう!

杭工事@西原の家

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「西原の家」は、いよいよ杭工事です。
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こちらの鋼管杭を、
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このような感じに、ねじ込んでいきます。
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杭の長さは12.5m。勿論、途中でつなぎます。
これを繰り返して、10本の杭の施工していきます。
杭は出来上がると見えない地味な工事ですが、建物を支えるとても大切なもの。
まだスタートしたばかりですが、、、、上棟が待ち遠しいですね。

「等々力の家」祝!上棟

昨日に引き続き、「等々力の家」の現場へ。
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祝!上棟です。
道路側から見ると、それほど驚くカタチはしていないですが、
奥に行くと、とんでもなく間口が狭くなっています。
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こんなに細い上に、高低差もあります。
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屋根と壁がパラパラしているとても難しい建物です。
この複雑なカタチの建物をつくる施工技術に脱帽です!
まだまだ先は長いですが、、、竣工が楽しみです。

現場三昧

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今日は、現場三昧の一日でした。。。
まず、朝一に「三鷹の家」の現場に行き、次に「代々木の家」の現場へ。
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「代々木の家」は地下の壁の配筋検査でしたが、
特に問題はなく、次のステップへ。
遅い昼食を済ませて、「等々力の家」の現場へ。
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「等々力の家」の現場は、建て方の真っ最中。
とても難しく、ちょっと(?)難航している模様・・・・・。
骨格が全部見えることを期待して来たのですが、
残念ながらそれは明日に見送りです。

「西原の家」祝!地鎮祭

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「西原の家」の地鎮祭に行ってきました。
隣りの大きな桜の木が見事です。
来春その桜が咲く前の竣工を目指し、
リビングで花見ができる予定。
とても楽しみですね。

「吉祥寺の家」祝!竣工

MDSが設計・監理をしてきました「吉祥寺の家」が竣工しました。
街に対しては家型の立面として、隣りの住宅に呼応するように、
長方形の平面をクネクネと2カ所で曲げています。
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「家」の記号のような切り妻屋根のカタチをしていますが、
敷地に対する建ち方が少し変わっているからか、
前を通る人はとても気になるご様子。
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その結節点に、玄関やバルコニーを設け、
開口部を絶妙な位置に開けることで、周辺との関係を多様なものにしています。
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軸が振れることにより、視覚的な変化が生まれるだけでなく、
物理的に歩く長さも長くなるので、敷地全体を使い切り、
リビング、ダイニング、キッチンと歩きまわることで、風景が変わります。
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断面方向は都市住宅ならでは立体パズルを解くことで、
ロフトや収納スペースを確保しつつ、立体的な変化も与え、
周辺、特に地面との関係に変化を与え、周りの景色をより一層意識させる。
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シンプルな形態操作が、多様な空間が生まれています。

運河の桜

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東京理科大学の授業が始まりました。
運河沿いの桜が満開で、清々しい気分になりました。
この時期の大学の雰囲気はいいですね。

「東小金井の家」一年検査

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「東小金井の家」に一年検査に行ってきました。
歪な三角形の手すりの上に、こんなものが・・・・絵になりますね(笑)。
検査の後、奥様の手づくり料理までいただくことに。
美味しかったです。ご馳走さまでした!

「等々力の家」いよいよ着工!

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「等々力の家」が着工しました。
とても細長く変形した、そして、隣地と高低差のある特徴的な敷地なので、
必然的に特徴的なカタチの住宅となります。施工の難しさはかなりのもの。。。
気を引き締めて、きちんと現場監理しようと思います。

「松濤の家」茶室の解体

「松濤の家」の茶室の解体がいよいよ始まりました。
こちらの茶室は一時、水澤工務店で保管していただき、
元々、茶室のあったところに賃貸棟をつくります。
そして、茶室は別の場所に少しカタチを変えて建てることになります。
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工事用の屋根で覆われた茶室。お寺の修復などでよく見る光景ですね。
京都から半世紀ほど前に、こちらに移築された由緒ある茶室なので、
解体の時にも雨に濡れないように屋根をつけるのは当然のこと。
基本的には使える部材は洗って使うので、
釘の一本一本もとても丁寧に外しながら、解体していきます。
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朝一から打合せしている間に、約500枚の瓦が全部取り外されていました。
痛んだ瓦は新しいものに変えますが、使えるものは移築した時に使います。
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瓦の下のトントン葺き。薄い木を一枚一枚、丁寧に取り外していきます。
今ではほとんど使われないものなので、実物を見たのは初めて。
コレだけで防水しているのに、雨が漏らないのが不思議です。
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数日後、現場に来ると、銅板はすべて取り外されていて、
屋根の板を外す工程に入っていました。
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そして、次の日はこのような感じに。
普段は、下からしか見ることができませんが、
上から眺めると、どのように作られているのか、よくわかります。
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土庇が室内にそのまま入って、勾配天井になっているのがわかります。
つくるのとは順番が真逆なだけなので、巻き戻せばつくる順番。
きちんとした数寄屋建築を携わることはなかなかないので、
このような機会はとても勉強になります。この先が、とても楽しみ。

「鉄の家」10年検査

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10年検査のため、久しぶりに鉄の家 に行ってきました。
「鉄の家」は、私たちが独立してまだ間もない頃、
目白の家が雑誌に掲載されてすぐに、
はじめてメディアを通して設計依頼された住宅です。
全く知らない方から電話がかかってきて、
大喜びしたのがとても懐かしく思います(笑)。
私たちにとってはそういう意味では特別な住宅であり、特別な建主様です。。。
外部の塗装や金物が錆びているところはあるものの、大きな不具合はなく、
とても楽しく生活されているご様子で、設計者としてもとてもうれしく思います。
これから竣工してから10年というものが、毎年増えていきますが、
私たちとしては、久しぶりに伺えることが楽しみです。
建て主の皆さま、ご連絡させて頂きますので、どうぞよろしくお願いします!

紅白の梅と茶室

松濤の家の茶室解体が来月はじまるということで、
記録写真を撮りにいくことに。
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紅梅の向こう側に見えるのが解体する茶室。
手前の白梅より紅梅は咲く時期が遅いので、
紅白の梅が同時に咲いているタイミングをねらうのは難しく、
白梅は少し散り気味ですね。
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この茶室は京都から半世紀ほど前に移築したものですが、
明るく、現代人にも使い勝手が良さそう。
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障子を開けると白梅が見えるようになっています。
勿論、移築後も梅が見えるように配置する予定。

卒業設計講評会@東京理科大学

東京理科大学の卒業設計講評会に行ってきました。
先週の採点結果を集計して、上位14名が2次審査に残りました。
一人ずつプレゼンテーションと講師との質疑応答。
その後投票を行い、その結果を元に講師陣でディスカッション。
最後にもう一度投票行い、最優秀を決めるという例年よりシンプルな方法でした。
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僕がイチオシだったのは、こちらの照井君の作品。
1次審査でも一番良い点をつけましたが、最後の投票でもこちらに入れました。
神田の空室の目立つ小さなビルを結合して、外周部に歩廊を回し、
建物の内部空間をくり抜いて、一つの建物とするという提案。
旧耐震基準のビルもいくつか結合して考えると、構造的に問題がなくなること、
外周部の回廊を半外部とすることで、内部空間の環境負荷を低減になることなど、
僕の勝手なやや深読みもあるものの(?)、
現代の都市と建築がかかえる問題に着目して、
魅力的な空間をつくろうとしている点が評価できると思います。
最後の投票は票がかなりばらけましたが、照井君が1位。
2位との差は2票でしたので、僕が2位の作品に入れていたら、、、
決戦投票で1位と2位は入れ替わっていたかも?
そんな感じで今年も(?)ずば抜けた人がいませんでした。
正解か否かという意味では、ほとんどは正解の作品が多いのですが、
賛否両論の熱い議論となるものをつくろうという意識が低いような気がします。
そもそも議論になるものをつくる必要があるのか?
というのが今の若者の主流の考え方なのかしれませんが、
卒業設計では現代社会の問題を解決する斬新な提案や、
新しい建築のつくり方などの提案など、
実際には建たないプロジェクトだからこその若々しい提案が見たいですね。
ただ、図面やパースをきちんと描く人が増えたように思いまし、
全体的な平均値は上がっているような気がしますので、決して悪くはないですね。
今回発表できながった人も、設計をあきらめずに頑張って欲しいと思います。
例年より早く終わったので(と言っても、昼から始めて終わったのは10時!)、
その後の懇親会は少し時間が多めとなりましたが、
結局、終電を逃してお泊まりコースとなってしまいました。。。。。
皆さま、お疲れ様でした!

全体講評会@東京理科大学

東京理科大学の今年度最後の授業に行ってきました。
2年生の設計製図で、各班から選ばれた優秀者30名程の全体講評会。
力作ぞろいでなかなか見応えがありました。
3年生になってもこの調子で頑張ってもらえればと思います。
ところで、春休み中、お暇な学生、
是非、MDSへアルバイトに来て下さい(笑)!
ご連絡お待ちしてます!
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初釜@「吉祥寺の家」の工事現場

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年が明けて初めての「吉祥寺の家」の現場にて、
毎年恒例、現場監督の江口さんによる江口流(笑)のお茶会です。
職人の方々と一緒に美味しいお茶をいただきました。
ごちそうさまでした。
今春の竣工を目指して、ラストスパートです。
引き続き、どうぞよろしくお願いします!