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「東小金井の家」内装工事

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「東小金井の家」の現場に行ってきました。
内装は断熱工事を終え、プラスターボードを貼るフェーズに。
仕上がりの雰囲気がほぼ把握できるようになってきました。
竣工が楽しみです。

「井の頭公園の家」祝!上棟

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方形屋根の「井の頭公園の家」が上棟しました。
建て方の時の位置決めに使った仮柱は取り外され、
建物の中心に鎮座する大黒柱が無事に自立。
建て方の様子はコチラ
現代的な空間構成の古建築を思わせる佇まいです。
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建て主様のご厚意で、上棟式を行っていただきました。
大工さんをはじめ多くの方々と楽しい時間を過ごすことができました。
皆様、どうも有難うございました!

秋晴れの現場

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秋晴れの中、井の頭公園の家の建て方に行ってきました。
方形の屋根は構造上、柱がなくても安定していますが、
建て方の時の位置決めに仮柱を立てています。
屋根の野地板を貼ってから仮柱をはずすのですが、それは、後日のお楽しみ。

ケン・タダシ・オオシマ氏@東京理科大学

非常勤で教えに行っている日大と理科大は今週から後期の授業が始まりました。
どちらの大学も美術館の課題です。
理科大は課題出題の後、美術館に関連して、
シアトルのワシントン大学教授のケン・タダシ・オオシマ氏に、
レクチャーをしていただきました。
世界中の名だたる展覧会のキュレーターを務める方の話を聴いて、
課題に取り組むというなんとも贅沢な授業ですね。
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ケン・タダシ・オオシマ氏(左)に川向先生(右)が質問しているところ。
この後、講師陣はお店に場所を変えて、お酒を飲みながら建築談義。
なかなかキュレーターの方の話を聴く機会はないので、
とても有意義な時間を過ごすことができました。
どうも有難うございました。

「小金井の家」祝!上棟

「小金井の家」がようやく上棟しました。
建て主様のご厚意で上棟式を行っていただきました。
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とても複雑なカタチの建物なので、机の配置も不思議なカタチ。
工務店の皆様方、建て方お疲れさまでした。
建主様、どうも有難うございました。

「井の頭公園の家」祝!地鎮祭

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「井の頭公園の家」の地鎮祭に行ってきました。
北側に大きな桜の木が眺められる敷地で、
それに呼応するように家の中心に大黒柱が鎮座する住宅。
年明け早々に竣工予定。今からとても楽しみです。

ショーンさんから写真が送られてきました!

春に竣工した秋田の家の中心は、1階から屋根まで階段で吹き抜けています。
そこにSean Salstromさんのアート作品を飾ることになっていました。
ようやく完成したということで、ショーンさんから写真が送られてきました!
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昼は建物の外周から光がさんさんと差し込みますが、
建物の中心を上下に突き抜ける階段、特にセンター部分は暗く、最下部は暗闇の世界。
ショーンさんにはそんな建築のコンセプトを伝え、
ブラックホールのようなアートをつくって欲しいとお願いしました。
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まさにブラックホールのようなアートです!
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拡大するとこのようなブラックガラスの作品になっています。
予想を遥かに超えるとても素晴らしい作品です。
ショーンさん、どうも有難うございました!

全体講評、そして大学は夏休みに

日大の前期最後の授業の全体講評会に行ってきました。
僕の班の三浦君が2等に選ばれましたが、
今年は全体的に力作が多かったように思いました。
残念ながら写真を撮り忘れました。。。。。
そして、理科大も先日、全体講評会でした。
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僕の班の福永さんの発表風景。力作でしたが、惜しくも二等。
質問をしているのは今年から非常勤講師の日建設計、村井先生。
最初に決められた33M×33Mの外形の中に、
規則正しくグリット状に柱を落として、
壁と吹き抜け、トップライトなどの工夫によって、
いかに素晴らしい建築をつくるかといった山名先生の課題。
フランスの多くの大学でもやられているメジャーな課題だそうですが、
とても規制が厳しく、模型ではなくパースでスタディすることなど、
設計を始めたばかりの二年生にしてはやや難しい課題。
教える側の僕にとっても、とても勉強(面白い?)になる課題です。。。
昨年は学生と一緒に模索した感じもありましたが、
二年目の今年は教える側も慣れてきたこともあって(笑)、
全体講評に残った24作品はなかなかの力作ぞろいでした。
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こちらは一等の山名さんの作品。
トプライトと吹き抜けが絶妙な構成となっていて、
二年生としては上出来なのではないでしょうか。
学生は課題が終わって、いよいよ夏休み。
この長期休暇を使ってよい建築をたくさん見て廻りましょう!

「志木の家」竣工検査

「志木の家」の竣工検査に行ってきました。
建主様のご要望で、内外装共に真っ黒な家です。
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屋根の木架構は光沢のある塗装とすることで、光をひろいます。
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エントランスから見た風景。
壁の和紙、床のタイル、階段の木など、素材や光沢の違いによって、
一言で黒と言っても、様々な表情が表れます。
階段をのぼると・・・・・
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左に大きなダイニングテーブル。家の中心に鎮座しています。
右の地窓越しに隣接する土手の緑。艶のある床に映り込みます。
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大きなダイニングテーブルの脇にはベンチに見立てた床と手すり。
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1階の水廻り。突き当たりに見えるのはエントランスホール。
そして手前左手がバスルーム。
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シャワーコーナーの先にゆったりとした浴槽エリアを設けています。
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浴槽の先はルーバーで視線を遮った屋根付きのバスコート。
バスコートはエントランスから見ると、
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エントランスの坪庭にもなっています。ルーバーの先に見えるのは隣接する土手の緑。
坪庭の石も陰翳により空間に表情を与えています。
竣工検査は滞りなく終わり、ほっとしました。

「志木の家」外壁仕上げの確認

「志木の家」の現場に行ってきました。
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仮囲いが外れた「志木の家」。
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外壁仕上げの確認です。いつもとは少し違うやり方で素材感を出しています。
工事監理者としてOKを出して、仮囲いを解体です。

「つつじヶ丘の家」竣工検査

「つつじヶ丘の家」の竣工検査に行ってきました。
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家具と部屋の区別なく、たくさんの「家型」が連なる不思議な空間。。。。
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バスルームに差し込む光が美しい陰翳をつく出します。
若干の手直しがありますが、無事引き渡しができそうです。

天井仕上げの確認@志木の家

志木の家の現場に行ってきました。
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仮柱を取り外し、天井を黒く着色。一回塗りの状況を確認。
やや木目が目立つので、2回塗りのサンプルと比較してもう一回塗ることに。

竣工検査@秋田の家

秋田の家の竣工検査に行ってきました。
特に大きな問題もなく、クライアントも大変ご満足のご様子。
とても良かったです。
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昼は明るい外周から光が差し込み、中央の階段にじわりと光が滲み入ります。
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階段のセンターの下部は闇。。。。見えません。
ここに天井からSean Salstromさんのアート作品(製作中)を吊るし、、、
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それを取り囲むように、階段、その周りにスパイラル状に部屋が配置されています。
夜は暗闇の中、中心から光を放ち、外周に灯りが漏れます。
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そんな光と影が作り出すアーティスティックな家でありながらも、
雪国の鉄道好きの親子が住まう小住宅です。
公園の向こう側に見えるのは秋田新幹線「あきたこち」。
今回もSean Salstromさんと現場で打合せをしました。
建物の中心の闇に光が滲み込むという建築のコンセプトにもとづいて、
ブラックガラスの作品をつくってくれることになりました。
とても素晴らしいものができそうなので、完成が楽しみです。

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「志木の家」祝!上棟

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「志木の家」がようやく上棟しました!
この架構で少し手こずりましたが、なかなか美しいものになりそうです。
野地板を貼った後に、真ん中の仮柱を外します。
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のどかな風景に方形の屋根。

「弦巻の家」祝!竣工

「弦巻の家」が竣工しました。
引き渡し直前まで工事がかかりましたが、なんとか無事に引き渡し。
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袋小路の奥に建つ住宅です。
駐車場の先の日当りの良いところにバルコニーを設けています。
ガラスを面を外壁から下げているので、夏は太陽光をきちんと遮ります。
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冬は2階から階段越しに1階まで太陽光が入り、
夏は南北方向に風の通り道となる居心地の良い大階段。
家の中心とのなるそのスペースに本棚を設けて読書スペースに。
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本には日を当てないという配慮もあって、
冬のリビングは南側に開いた台形になっています。ソファは特注で製作。
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2階の冬のリビングから1階の夏のリビングを見たところ。
北庭はひんやりとした落ち着いた雰囲気。床と連続させた文机を。
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タイル張りの土間玄関。
普段は開放的な玄関周りも、障子を閉めると客間として使えます。
夜になると障子から透ける灯りが、しっぽりとした雰囲気をつくります。
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階段下の水廻りへの通路から、夏のリビング方向を見た風景。
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夜になると、昼とは違った雰囲気のくつろぎの空間に。
住宅が密集した住宅地ですが、とても快適に暮らせそうな住宅ができました。

Sean Salstrom さんと打合せ@秋田

工事監理のために、秋田に行ってきました。
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内装工事もいよいよ大詰め。
竣工後の空間はほぼイメージできるところまできました。
建物の中心の階段に居室がスキップしながらつながる構成で、
この中心にアーティストのSean Salstromさんの作品がくる予定。
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Sean Salstromさんにいろいろなサンプルを見せていただきながら、
作品の方向性を打合せ。
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アーティストとのコラボレーション。これまでにないものになりそうです。
竣工がとても楽しみです。

コンクリート洗い出し仕上げ@弦巻の家

「弦巻の家」の現場に行ってきました。
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アプローチまわりのコンクリート打設後、砂利を撒いているところ。
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その後、金ゴテで押さえて、、、
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しばらくしてから水で表面を洗い出します。
仕上がりは、また後日のお楽しみ。

卒業設計審査会@日本大学

日本大学の卒業設計審査会に行ってきました。
例年通り、午前中、一次審査で12作品を選び、午後は公開審査。
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こちらが、一等の「国際建築大学 日本分校」という作品。
一般的には室内にある構造体によって建物ができていますが、
こちらは外部空間が構造によって内部ができあがっているというもの。
考え方や実際に出来たときの美しさなど、賛否両論がありましたが、
真白な美しい模型が高く評価されました。
審査会の後は、恒例の打ち上げで、学生と楽しいひと時を過ごしました。

卒業設計講評会@東京理科大学

東京理科大学の卒業設計の講評会に行ってきました。
この学年は2年前、つまり2年生の設計の授業で教えましたが、
とてもやる気のある学生が多かった記憶があって、
卒業設計も全体的に完成度が高かったと思います。
理科大の講評会は議論を徹底的にやることが特徴ではありますが、
今年は13時〜23時の10時間の最長記録?!
発表した19人全員のレベルは高いという一方で、
逆に、ずば抜けたものがなかったから、
長時間におよんだということですね。。。。
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事前審査時に僕が最高得点をつけたのがこちら。
東京湾の埋め立て地の新たな可能性を提案しています。
確かなものと考えがちな大地は実際は不確かで、
等間隔に配置した杭をたよりに建築をつくるというもので、
時間とともに大地と建築との関係性もかわり、
詩的でありながらも建築的なランドスケープが素晴らしいと思います。
途中は良いところまでいきましたが、
残念ながら上位には残りませんでした。
今年の卒業設計の中では、最も印象に残っています。
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こちらも僕が事前審査で最高得点をつけた北国の建築。
光の入れ方、空間を丁寧に設計していますが、
ややつくり方のルールや深みのなさが気になりました。
長時間の議論の末、最後の投票でこの案が2位と1票差で1位に!
吉尾さんはMDSの事務所にもオープンデスクに来ていましたが、
とても頑張り屋。今後、さらにレベルアップして欲しいですね。
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こちらは2等の高層集合住宅。
低中高の3層構成を構造から考えたということですが、
新たな建築デザインの可能性を感じました。
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こちらも同点2位の渋谷駅前の複合ビル。
考え方、造形力、プレゼンテーション能力など、
総合的にはこれが一番だったと思います。
今年は大規模な建築作品が多かったと思います。
それはオリンピックや景気が関係しているのかわかりませんが、
学生のテーマ選びは時代背景が関係しているのは確かだと思います。
いつもは講評会の後は朝まで学生と飲むのですが、
残念ながら、次の日の朝に予定があったので終電で帰りました。。。
MDSのスタッフを探そうと思っていたのに、、、、(笑)

本年度最後の授業@日本大学

日大の全体講評会に行ってきました。
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一等に選ばれた堀田君のプレゼンテーション。
課題はオフィスビル。
外と内のつながり方が画期的な素晴らしい案だと思いました。
2年生としては上出来ではないでしょうか。
今後が楽しみですね。3年生になっても頑張って下さい!

今年最後の現場@弦巻の家

「弦巻の家」の工事監理に行ってきました。
本棚沿いの大階段が出来ていました。
順調に工事が進んでいることを確認して、
今年の現場はこれでおしまいです。
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「秋田の家」雪の上棟式

「秋田の家」がようやく上棟しました。
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飛行機から見える風景は、すっかり雪景色。
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一日前は大雪で飛行機も飛ばなかったようで、
秋田市内も例年より少し早く雪景色。
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今回も床がとても複雑ですが(笑)、工務店はとても前向き。
現場の雰囲気はとても良く、良いものができそうです。
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秋田では上棟式も本格的。
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紙吹雪が、本当の雪のよう。
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掛け声とともに、棟梁が柱を叩きます。
滞りなく上棟式を終え、夕方まで打合せ。
そして、市場へ。この時期は、ハタハタです。
夜は現場の方々と秋田のお酒で懇親。最高です!

坂本一成先生とバルセロナの建築家EMBA@東京理科大学

今日は東京理科大学の今年最後の授業。
ゲスト講師として坂本一成先生をお呼びした全体講評会なので、
やや緊張しながらもとても楽しみにして大学に行ってみると、
EMBAの ENRIC MASSIP-BOSCH氏とELVで偶然一緒となり、
どうやら講演していただけるとのこと。
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バルセロナ大学でも教鞭をとられている建築家なのですが、
東京工業大学の篠原研究室の留学生だったらしく、
坂本先生ともつながっているようでした。 
ということで、急遽、講評会の前に1時間程のご講演して頂きました。
随分と豪華な授業になりました。
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英語での講演でしたが、サクラダファミリア周辺のプロジェクトや、
海沿いに建つ集合住宅など、とても魅力的なものでした。
バルセロナは学生の時に一度だけ行ったことがありますが、
新旧が混ざり合った魅力的な街で、
また、近々に行って見たくなるようなレクチャーでした。
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その後、坂本先生を交えて、設計製図の全体講評会。
学生に丁寧にコメントする坂本先生に、
我々の指導方法も講評していただいている感じでした(笑)。
全体講評会の後は、学生と打ち上げ、
しばらくして、坂本先生と講師だけは場所を変えて、夜遅くまで建築談義。
とても充実した一日でした。