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「志木の家」竣工検査

「志木の家」の竣工検査に行ってきました。
建主様のご要望で、内外装共に真っ黒な家です。
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屋根の木架構は光沢のある塗装とすることで、光をひろいます。
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エントランスから見た風景。
壁の和紙、床のタイル、階段の木など、素材や光沢の違いによって、
一言で黒と言っても、様々な表情が表れます。
階段をのぼると・・・・・
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左に大きなダイニングテーブル。家の中心に鎮座しています。
右の地窓越しに隣接する土手の緑。艶のある床に映り込みます。
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大きなダイニングテーブルの脇にはベンチに見立てた床と手すり。
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1階の水廻り。突き当たりに見えるのはエントランスホール。
そして手前左手がバスルーム。
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シャワーコーナーの先にゆったりとした浴槽エリアを設けています。
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浴槽の先はルーバーで視線を遮った屋根付きのバスコート。
バスコートはエントランスから見ると、
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エントランスの坪庭にもなっています。ルーバーの先に見えるのは隣接する土手の緑。
坪庭の石も陰翳により空間に表情を与えています。
竣工検査は滞りなく終わり、ほっとしました。

初夏の軽井沢

空調メーカーのピーエスの社長に誘われ、軽井沢へ。
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梅雨の時期の軽井沢ですが、この日は晴天。
緑に囲まれた別荘で開かれた少人数の小さな演奏にお呼ばれしました。
そして、その後で、気候、空調についてのディスカッション。。。
とても楽しいひと時でした。どうも有難うございました。
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お別れした後、夕食は「エンボカ」へ。
最近、事務所のすぐそばに青山店ができて知ったお店ですが、
軽井沢ではとても有名なお店のようですね。
予約で一杯でしたが、開店と同時に行ったので運良く入れました。
石釜で焼いた野菜とピッツァ、そして、ベルギービール。
どれもとても美味しくいただきました。。。

内田祥哉氏講演@JIA建築セミナー

僕が実行委員を務める建築家協会JIA建築セミナー。
本年度は東大名誉教授の内田祥哉先生のご講演から。
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戦後の日本建築の新しい時代を切り開いた内田先生。
御年90歳ですが、まだまだお元気。
戦後復興から現在まで半世紀を振り返る、冗談を交えた楽しい講演でした。
そして講演の最後に、
新しい技術に過信してはいけないというお話がありました。
オーギュスト・ペレのル・ランシーの教会
はRC打ち放しの最初の建物と言われていますが、
実はいろいろと問題(?)があったと。
一方、ル・ランシーと同時期にできたレンガ積みのストックホルム市庁舎。
ノーベル賞の授与式が行われることで知られるこちらの建物は、
レンガ積みの建物としては最高傑作にも関わらず、
(レンガ積みは古くさく、RCは新しいということで)
当時の建築界では全く見向きもされなかったとのこと。。。。
日本の古建築においても、
技術革新ととも、柱を細く細くと言っているうちに、
その限界を超えてしまったことが現在残っている建物の数でわかるとこと。
つまり、新しい技術に過信してはいけないということですね。
そして、最後のスライドは「100年もたせたければ100年もった建物に習え」と。
なるほど。。。。とても勉強になりました。

ポーゲンポールのショールーム@麻布

水廻り、冷蔵庫、壁紙などの高級メーカーが集うパーティーに招待され、
ドイツ老舗キッチンメーカー、ポーゲンポールのショールームに行ってきました。
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TVでおなじみのシェフ、マリオ・フリットリ氏の実演も。
ハイテンションのトークはこのような場では盛り上がりますね。
残念ながら、話をしている間に食べ損ねてしまいました。。。。

真鶴ハウス訪問

理科大の岩岡先生に真鶴ハウスをご案内していただきました。
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こちらが、テラスから見た風景。
手前が湯河原、奥が熱海とのこと。
コルビジェのカップマルタンになぞられえた感じです。。。。
計ってみると、モナコとカップマルタンの方が近いとのこと(笑)。
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土間が特徴的な不思議なプラン。
詳しくは、新建築住宅特集2月号で。
到着と同時に、写真奥の畳の部屋で、海風にあたりながら、
高安先生と有岡さんと早速、ビールで乾杯!
そして、あっという間に夕方に。。。
駅前のお店に場所を移して、初見先生と山名先生もそこから合流。
久しぶりに、飲み過ぎました。。。

AICAのカタログに「西谷の家」掲載

建材メーカーのAICAのカタログで、
MDSが設計した「西谷の家」が詳しく紹介されています。
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真白な表紙のデザインです。
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外壁仕上げのテクスチャーをボーダー状に変えています。
窓を絡めてボーダー状に目地を切ることによって、ひび割れの防止になるとともに、
目線のレベルでよく見える下部は比較的に高価な仕上げとして、
逆に、目線から遠い上部は安い仕上げとすることで、コストダウンを計っています。
というような話が詳しく書いてあります。。。。。

「志木の家」外壁仕上げの確認

「志木の家」の現場に行ってきました。
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仮囲いが外れた「志木の家」。
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外壁仕上げの確認です。いつもとは少し違うやり方で素材感を出しています。
工事監理者としてOKを出して、仮囲いを解体です。