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赤神神社五社堂と八郎潟

久しぶりの秋田出張。
一日は「秋田の家」の撮影で、予備日の一日で男鹿半島に行ってきました。
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行きの飛行機から見た雲海に浮かぶ富士山。
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秋田は晴れ。
左に見えるのが男鹿半島で、秋田市内は右側です。
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秋田と言えばなまはげ。なまはげと言えば男鹿半島ですが、
その男鹿半島にある赤神神社五社堂に行ってきました。
神秘的な(やや不気味な?)雰囲気な時にいった方が良さそうでしたが、
残念ながら(?)清々しい秋晴れの昼過ぎ。。。
歴史上はそれほど重要な神社ではないかもしれませんが、
5つお社が並ぶ様は、やはり不思議な印象を受けました。
雪の重みを考慮して軒先に柱が落ちていたり、風化して白くなった木など、
特徴的なところが多々ありますね。
その後、干拓地として有名な八郎潟に立ち寄ってみました。
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限りになくフラットな大規模な水田が続きます。
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運河は干拓地らしい一直線。
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道路も真っ直ぐ。
中学校(?)で習った八郎潟。通り過ぎただけですが、それなりに楽しめました。

「鶴林寺」と「浄土寺浄土堂」そして「箱木千年家」

JIAの関西ツアーの次の日は、神戸を拠点に古建築巡り。
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まず、加古川の鶴林寺へ。折衷様を代表する寺院。
昼食後、北上して浄土寺浄土堂へ。
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こちらが浄土寺浄土堂。残念ながら内観の撮影は不可。。。
東大寺の再建の10年程前に試しにつくったと言われていますが、
東大寺南大門よりも純粋な大仏様とされる建築学的にはとても重要な建物です。
一般の方にも西日をバックに仏様が浮かび上がる様は有名なようですが、
建築家の視点としてはやはりその架構の美しさにも感動です。
7月下旬から8月上旬の午後4時前後の晴れた日が一番良いとのこと。
また、是非、行きたいところです。
そして、西に移動して、箱木千年家へ。
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こちらが日本最古の民家のひとつとされている箱木千年家。
屋根の軒の高さはとても抑えられていて、軒先は僕より低いくらい。
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軒を低く抑えて、土壁を風雨から守っています。
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まだ台鉋がない頃の民家なので、板はでこぼこ。
当時としては恐らく普通の仕上げですが、今では高級な仕上げです(笑)。
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室内はとても暗いのですが、でこぼこの仕上げがとても美しいですね。
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外から見ると小さく見えますが、中はダイナミックな空間になっています。
現代の設計でも参考になるところは沢山ありますね。

「興福寺」と「東大寺」そして「奈良ホテル」

JIAのセミナーの前日に奈良に行ってきました。
今年2度目の奈良。最近、奈良にちょっとはまっています。
興福寺北円堂が特別公開中ということでそちらに立寄り、東金堂を見学。
隣りの東大寺の再建は重源の当時としては革新的な大仏様であるのに対して、
ほぼ同時期の再建の興福寺は平安の古典的な和洋の建物なのですが、
北円堂は少し大仏様の影響を受けている・・・・・・・
話が長〜くなるので、この辺りで(笑)
興福寺の池を挟んだ対岸にある奈良ホテルへ。
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クラシカルな雰囲気の一度は泊まってみたいホテルですが、今回はランチだけ。
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通された席は窓際の興福寺の五重塔が見える席。
さくっとカレーを食べて、東大寺へ。
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鹿がお出迎えの東大寺の南大門。
力強く飛んだ貫が素晴らしいです。。。。
数少い現存する大仏様の南大門は、建築学的にもとても重要な建物で、
日本の伝統工法の特徴である貫の原点となる建物のひとつです。
重源が中国から当時の最新技術を取り入れてつくったもので、
その不思議な架構は当時の人々を驚させたことでしょう。
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大仏殿は江戸時代に再建されたものですが、
大きな木が枯渇してないということで、木を束ねて鉄でバンド巻きした柱に、
力強く貫がそれらを繋いでいます。
建築を勉強する前は、大仏の大きさに感動しましたが、
今はその空間は勿論、その斬新な架構に感激です!
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大仏の後ろにひっそりと模型が置いてありました。
手前が現在の大仏殿。その隣りが鎌倉時代に再建されたもの。
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現在のものより横にもう少し長く、外観は今のものより美しいですね。
現在の南大門をつくった重源による大仏様による建物ですが、
大仏殿も残っていたら、壮観だったことでしょう。
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こちらは創建当時の大仏殿。
平家がこの立派な寺院を焼き払ったと思うと、それはそれで驚きですね。
これらの3つの模型を比較していると、すっかり夕方になってしまいました。。
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大仏殿と二月堂を結ぶ有名な裏露地。先に見えるのが二月堂。
くねくねと道が曲がり、次々に見える風景が変化します。
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二月堂から見える夕暮れ時の奈良。
観光客はすっかりいなくなり、古都らしい風情が味わえます。
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そして観光客がいなくなった南大門をゆっくりと見学。
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大仏殿もうっすらとライトアップされていて、昼とは違った神秘的な雰囲気です。
小学生が修学旅行に行くようなところは、やはり素晴らしいですね(笑)。
今は当時と全く違った視点で見るので、その頃とは違ったものに見えるのですが、
やはり良いものは良いのだと改めて感じる今日この頃です。

島田陽氏の住宅と竹中大工道具館

関西ツアーの二日目は少し現実に戻って若手のものをということで、
島田陽氏の「川西の住居」と「六甲の住居」を拝見させていただくことに。
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二日目も天気が良く、「六甲の住居」からの眺望が最高でした。
そして、最後は新神戸駅の近くの竹中大工道具館へ。
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精密な木架構を可能としたカンナやノコギリの歴史をはじめ、
貫構造を可能としたノミなど、貴重な大工道具がずらりと展示してあります。
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唐招提寺金堂の原寸大の組物が、普段は見れない位置から見れたり、
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屋根架構を間近で見ることができます。
ソリが三次元に入いるため、ひとつひとつの部材すべて異なっているなど、
宮大工の技の数々に、正直、圧倒されます。。。。
じっくり見学がすると数時間かかるとても充実した展示です。
学生も含め、建築関係は必見です!
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建物の説明は設計者の中西正佳氏にしていただきました。
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京都の大徳寺玉林院にある茶室「蓑庵」の写し「一滴庵」を、
特別に拝観させていただきました。
とても充実した二日間でした。
ツアーにご参加いただいた方々もご満足いただけたのではないでしょうか?
皆様、どうも有難うございました。

竹原義二氏×横内敏人氏×中村義明氏@京都

日本建築家協会、JIA建築セミナーで関西に行ってきました。
関西ツアーは僕の企画で、初日は関西の重鎮を訪ねることに。
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朝早くに大徳寺高桐院に集合。
ここで建築家の横内敏人氏にご案内して頂くことになっていましたが、、、、
お寺の都合により拝観できないということに。
スタート早々、予定外の展開。急遽、大仙院へ。
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次に向かったのは中村外二工務店。
俵屋といった高級旅館、菊乃井といった高級料亭、そして京都迎賓館など、
日本を代表する極上な木造建築を手がける数寄屋大工の最高峰です。
代表の中村義明氏に、ショールームと工房を詳しくご説明頂きました。
昼食は横内氏と中村氏とご一緒させていただき、
とても濃密な時間を過ごしました。
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午後一は竹原義二氏設計の一保堂へ。
一保堂の美味しいお茶をいただきながら、
竹原氏にレクチャーしていただきました。
その後、横内敏人氏のアトリエへ。
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こちらはゲストハウス。まず、その周辺環境に素晴らしさ驚きました!
竹原氏(手前帽子をかぶった方)も、すっかりくつろいだご様子。
中村外二工務店の数寄屋大工の技の数々がちりばめられた上質な空間。
一見、古風な建物にも見えますが、ガラスが大きく現代的ですね。
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そして、アトリエで竹原氏と横内氏に対談していただきました。
関西には伝統技術を継承する職人が多く、
建て主も関東とは少し異なるようです。
関東とは自ずとつくるものも変わってくるとのこと。
とても興味深いお話がたくさん聞けて良かったです。
夕食は、竹原氏と横内氏と南禅寺の近くのレストランへ。
本当に濃密な一日でした。どうも有難うございました。

木とコンクリート。そして、石積み

僕が実行委員を務める建築家協会の建築セミナーで、
竹原義二さんにレクチャーをしていただくお願いするために、
大阪のご自宅に伺いました(正確には、伺わせていただきました)。
竣工は10年以上前になると思いますが、
タガヤサン、ウォールナットといった広葉樹と、
荒いコンクリートがつくり出す独特な空間が今でも新鮮です。
広葉樹は一般的に構造材として使われる杉や檜などの針葉樹と違って、
とても固く、施工が極めて難しいのですが、独特な木目や色が美しい。
そんな木とコンクリートの特殊な構造でつくられた家を、
是非とも拝見したい旨をお伝えして、念願が叶いました。
実際に訪れると、予想を遥かに超える空間が広がっていました。
写真や図面では伝わらない世界です。
素材の力を引き出した上で、複雑に外部と内部が混在する空間。
立体的な町家のような趣もありますが、
それとはまた違っているような・・・・・
あれこれ考えさせられてしまう空間でもありますが、
そんなことはどうでもよくなる心地の良い空間です。
感動しました!
その後、竹原さんの車に乗せていただき、事務所へ。
事務所を少しご案内していただいた後、昼食。
そこで、石積みのことや、慈光院の凄さなどなど、
とても面白いお話を拝聴させていただきました。
貴重なお時間を裂いていただきまして、
竹原さん、そして奥様、本当にどうも有難うございました。
お礼を言ってお別れした後、早速、話にあがった大阪城へ。
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「あやをなす」石垣。
殿様に呼ばれて城に行く時と、お勤めを終えて帰る時とは、
石の見え方(見せ方)が違うとのこと。。。。
なるほど。
その当時に想いに馳せて見なければ、見えてこないものがあるんですね。
竹原さんは敢えてそれ以上、多くは語らず、、、流石、教育者です。
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実際に行って見ると、よく分からないのですが(笑)、
お城に向かう時は(殿様の威厳を示す為に?)目に入ってくる石は巨石が多く、
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帰りは(落ち着いた気持ちで、ゆっくりと歩くので)、
どちらかというと凝ったものが多いような・・・・(?)
石積みも奥が深いんですね。
午前中は竹原さんの自邸の広葉樹とコンクリートがつくる圧倒的な空間。
そして、午後は石がつくり出す圧倒的な城壁。
素材の持つ力についてとても考えさせられる一日でした。

慈光院の刈り込み

建築家同士で古建築について話をしていると、
しばしば話題にあがるものに奈良の慈光院があります。
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僕が慈光院を訪れるのは今回がはじめて。
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お茶を頂きながら、広縁越しに遠くに見える山々と近景の庭。
確かに素晴らしく、説明は全くいりません。
ただ、中景に見える平野に建つ建物がかなり気になります。。。。
この風景が何かと問題になっていることは知っていましたが、
なぜ植栽でそれを隠さないのか・・・・(?)
桂離宮や無鄰菴など、京都では昔は遠くの山々が見えたが今は見えない、
という話はよく聞きます。当然木は成長するので、
実は今、私たちが見る風景はつくった当時とは違うのです。
木が高くなることで、周辺の高いビルが見えなくなるので、
まあそれはそれで良いのかと思っていましたが、
ここから見える植栽も含む風景が変わっていないことが重要であって、
その全く変わらないことがとてもエネルギーがいることなのだそうです。
つまり、この植栽の刈り込みこそが素晴らしいとのこと。
なるほど。。。。
そのようなお話を、見学した次の日に、竹原さんに教えていただきました。
まだまだ知らないことだらけです。。。。

由布院・山荘無量塔

由布院に行ってきました。
ところで「湯」布院という文字も見たことがあるような気がして、
ちょっと調べてみると、、、市町村合併でいろいろ変遷があったようで、
盆地内は「由布院」、広域では「湯布院」のようですね。
ところで、由布院と言えばやはり御三家、
そのどこに泊まるべきかを考えるのが悩ましくもあり、楽しい時間。
お隣の別府と差別化して由布院をブランド化した老舗「亀の井別荘」、
後発にもかかわらず、御三家の地位に上り詰めた「山荘無量塔」、
どちらも気になりますが、悩んだ末に「現代性」という点で勝る後者に。
朝一の飛行機で大分空港へ着き、バスで1時間ほどで由布院、
そして、街を散歩しながらまず、「亀の井別荘」へ。
その敷地内の「湯の岳庵」で開店早々、人が少ないうちに昼食、
その後、「天井桟敷」でお茶をいただきました。
新緑が美しく、食事もおいしく、人気があることにうなずけました。
そして、チェックインの時間にあわせていよいよ「山荘無量塔」へ。
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少し中心部から離れていて、宿泊客以外はほとんどいないので、
むしろ御三家の中では最も立地が良いと言えるかもしれません。
到着すると、道端でお出迎えの副支配人に「森様でしょうか?」と訪ねられ、
その後、関連の売店、バー、美術館などのどこに行っても、
「森様、・・・・」と、必ず名前を先につけてお話が始まり、、、
感服すると同時に、どうして名前が分かるのかなと思いました。
やり過ぎとさり気なさのギリギリのラインを狙う事が、
一流の接客なのかもしれませんね。勉強になります。
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玄関の扉をくぐった先、外から入ると暗く感じる空間が広がり、
その突き当たりがこの風景。
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落ち着いた暗がりに、作り付けのベンチと暖炉が。
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こちらは民家を移築した茶寮柴扉洞。
この囲炉裏のあるスペースを取り巻くように個室が配置されいます。
我々は朝食はこちらでいただきました。
夕食はこちらの食事をお部屋で頂きました。
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天井を見上げると、民家の力強い木架構。
山荘無量塔の真骨頂は民家を移築し、モダンな旅館をつくること。
客室も民家の一軒家を現代の旅館として使いやすいようにアレンジしたもので、
代表的ないくつかの部屋を見せて頂きました。
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こちらは古民家を改装した「吉」というお部屋。
暖炉をつくり、北欧家具や李朝家具など、
オーナーが世界中から探してきたものが置いたりしています。
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私たちが泊まったお部屋はこちらの「暁」。
民家移築という手法でなく、それとは違った手法でということで、
10年くらい前に実験的につくられた部屋だったそうです。
とてもよく考えられていると思いましたが、強いて何かコメントするとすると、
リビングに面するテラスに直接行けないということぐらいでしょうか?
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宿泊客専用の談話室。とても心地よい空間です。
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天井を見上げると、ダイナミックな新旧の混じった架構。
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そして、こちらは「Tan’s bar」。
こちらも民家を改装した素晴らしい空間。
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正面の赤いスピーカーから、とても美しい音色が。
蕎麦処、美術館など併設されていて、
チェックイン後(チェックアウトまで。正確にはそれ以上)、
全く外に出ずに堪能しました。とても素晴らしい旅館でした。

勧学院客殿と光浄院客殿

次の日は、滋賀の園城寺へ。
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勧学院客殿と光浄院客殿。
今さらながら(?)日本建築を勉強していくと、
次から次へと興味が湧いてきます。
この二つの建物は寝殿造りから書院造りの切り替わる頃の重要な建物で、
園城寺の中にある初期の書院造りの建物です。
歴史はやはり時代の大きな変わり目がとても面白く、
現代の建築デザインを考える上でも、
たくさんのヒントが詰まっている気がします。。。
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こちらが、勧学院客殿(内部は残念ながら撮影不可)。
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こちらが、光浄院客殿の外観(こちらも内部は残念ながら撮影不可)。
興味がない人にとっては、普通の寺に見えるかもしれませんが・・・(笑)。
この二つの建物は、門からの佇まい、プランなどとても似ています。
柱の落とし方、庭と縁側の関係、そして部屋の分割方法などなど、
その相違点をよく観察し、作り手が何を考えたのかと思いを馳せるのが面白く、
また次の興味が湧いてきます。。。
どちらの建物も通常は拝観できませんが、事前予約すると拝観できます。
貸し切りで静かに拝観できる上、きちんと解説もしていただけますので、
むしろ予約制は歓迎ですね。。。
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園城寺の金堂の美しい屋根。
日本の古建築や木造建築をあまり知らない頃は、
形やそこにある雰囲気のようなものにしか興味がありませんでしたが、
架構やつくり方など様々なことに興味がある今は、
同じものを見ても全く違ったものに見えてくるのが不思議です。
この後、昼食をはさんで石山寺へ。
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本堂の大屋根をバックに新緑の若葉。
檜皮葺きの大屋根がまるで大地のようですね。。。。
滋賀は京都と違って、全く人がいなくて、驚きました。。。
日本には素晴らしい建築がたくさんありますね。

菊乃井本店

親の長寿祝いで菊乃井本店に行ってきました。
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言わずと知れた京都、いや日本を代表する老舗料亭。
夕方の少し早い時間に行って、代表的なお部屋を拝見せていただきました。
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お食事をいただいたのはコチラのお部屋。
電話で予約の際にこちらを手がけた中村外二工務店云々という話になり、
我々が建築関係者と察して、新しくつくったお部屋へという気遣い(?)。
白木の清楚なお部屋で、庭も美しく、食事も極上。すべてが完璧でした。
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床板はセイヨウトチノキの一枚板。床柱は北山杉。
天井は美しい木目の霧島杉を編んだもの。
奥の棚は赤い紐で吊られているように見えますが、
その紐の中に鉄の棒が入っていました(色々、工夫していますね)。
帰る頃には、すっかり日も暮れて、趣のある雰囲気に。。。
菊乃井本店はミシュランの三ツ星。
和食の世界でミシュランの星の数を気にするのは、
いかがなものかとも思いますが、文句なしの三ツ星ですね。